【2026年5月18日週:世界の株式市場動向】

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総括

今週は、中東情勢や原油価格、金利動向に大きく左右される不安定な展開となりましたが、週後半にかけて多くの市場で持ち直しが見られました。

欧州ではAI・半導体関連や金融株が回復し、ドイツではAI、防衛、ソフトウェア関連が上昇を主導しました。

日本や韓国でも半導体・AI関連株が急反発した一方、中国・香港市場は景気減速懸念から乱高下が続きました。

米国ではNVIDIA決算を契機にAI関連株への期待が再び高まり、AppleやAmazonなど大型株も相場を支えました。

その結果、ダウ平均は最高値を更新し、S&P500は8週連続上昇となりました。

全体としては、地政学リスクへの警戒感が続く中でも、AI需要と金融株の底堅さが世界市場を支えた一週間でした。

欧州(STOXX50,STOXX600)

今週の欧州株式市場は、中東情勢と原油価格、そして欧州景気指標と金利動向に強く左右される展開となりました。

週初はASMLの下落に象徴されるテクノロジー調整が重しとなった一方、AllianzやAXAなど金融は底堅く推移しました。

中盤以降はSAPやASMLの上昇によりAI関連が回復し、銀行株ではDeutsche BankやSantanderがリスク選好の改善を牽引しました。

最終的にはテクノロジーと金融の回復に支えられ、AirbusやSchneider Electricも上昇し、週後半にかけて大きく持ち直す展開となりました。

【STOXX50の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【STOXX50の週足チャート】 

↑週間+3.29%。年初来+4.04%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

【STOXX600の週足チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【STOXX600の週足チャート】 

↑週間+3.00%。年初来+5.54%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

ドイツ(DAX指数)

今週のDAXは、米国とイランをめぐる地政学リスクとAI関連需要という二つのテーマに強く影響される展開となりました。

週前半はSAPやRheinmetallなどが相場を支えましたが、AirbusやCommerzbankの調整も見られました。

その後はInfineon Technologiesを中心としたテクノロジー株の上昇が市場を牽引し、週後半には景況感改善も加わって全体としては大幅な上昇で週を終えました。

全体としては外部リスクに揺れながらも、AI・防衛・ソフトウェアが主導する強い上昇基調が確認された一週間でした。

【DAX指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【DAX指数の週足チャート】 

↑週間+3.92%。年初来+1.59%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

フランス(CAC40指数)

今週のCAC40は、中東情勢と原油価格、そしてPMIなど欧州景気指標に左右される展開となりました。

週初はTotalEnergiesの上昇に代表されるエネルギー主導で支えられましたが、その後はAirbusやSafranなど産業株の方向感が相場全体を左右しました。

金融ではBNP ParibasとSociété Généraleが金利・原油動向に連動して振れ、ラグジュアリーではLVMHやKeringが消費期待と地政学リスクの間で上下しました。

最終的には産業と半導体の回復に支えられ、週後半に持ち直す展開となりました。

【CAC40指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【CAC40指数の週足チャート】 

↑週間+2.05%。年初来-0.14%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

イタリア(Milano Italia Borsa指数)

今週のMIBは、中東情勢と原油価格、欧州金利動向に強く左右される展開となりました。

週初はIntesa SanpaoloやUniCreditなど金融株の下落が重しとなる一方、EniやLeonardoが地政学リスクを背景に強弱材料となりました。

中盤以降はSTMicroelectronicsの上昇に代表されるAI関連の回復や、Ferrariの自社株買いが支えとなり、金融ではUniCreditやGeneraliが週後半に持ち直しました。

最終的には地政学リスク緩和と金融・テックの回復により、週末にかけて堅調に締めくくられました。

【Milano Italia Borsa指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【Milano Italia Borsa指数の週足チャート】 

↑週間+0.80%。年初来+10.02%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

イギリス(UK100指数)

今週のUK100指数は、中東情勢と原油価格、英国インフレ指標の変化に左右される展開となりました。

週初はShellやBPが支えとなる一方、Rio TintoやGlencoreなど資源株が重しとなりました。

中盤以降はAnglo AmericanやMarks & Spencerの上昇が市場を押し上げ、公益ではNational GridやSSEが安定感を示しました。

最終的には金利期待の後退と景気指標の織り込みにより、週間で堅調な上昇となりました。

【UK100指数の週足チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【UK100指数の週足チャート】 

↑週間+2.66%。年初来+5.39%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

インド(BSEセンセックス指数)

今週のBSEセンセックス指数は、地政学リスクと原油価格上昇を背景に方向感に欠ける展開となりながらも、IT株と金融株が交互に相場を支える形で小幅上昇となりました。

特にインフォシスやTCSなどのIT関連はルピー安を追い風に底堅く推移し、リライアンス・インダストリーズやICICI銀行、アクシス銀行など大型株が指数を下支えしました。

一方でサン・ファーマシューティカルズやタタ・スチールなどは業績や規制懸念で弱含み、個別要因による明暗も目立つ一週間となりました。

全体としては外部環境の不確実性を抱えながらも、内需・金融を中心に持ちこたえた相場であったと言えます。

【BSEセンセックスの週足チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【BSEセンセックスの週足チャート】 

↑週間+0.24%。年初来-11.54%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

中国(上海総合指数,深セン総合指数)

今週の中国株式市場は、景気減速懸念とAI関連への強い期待が交錯する不安定な展開となりました。

週前半は不動産・消費・生産の弱さが重荷となり下落が続きましたが、後半は米国とイランの緊張緩和期待やAI関連需要の強さから反発しました。

ただし、利益確定売りや金融引き締め的な政策姿勢も意識され、上昇は一方向には続きませんでした。

特にCambricon Technologies、Eoptolink Technology、Huagong Tech、Industrial and Commercial Bank of Chinaなどは、相場の変動を象徴する銘柄となりました。

【上海総合指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【上海総合指数の週足チャート】 

↑週間-0.54%。年初来+3.16%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

【深セン総合指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【深セン総合指数の週足チャート】 

↑週間+0.23%。年初来+14.40%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

日本(日経平均、TOPIX)

今週の日本株は、中東情勢と金利上昇を背景とした急落から始まりましたが、AI関連株を中心とした急反発で大きく切り返す展開となりました。

特にソフトバンクグループは週を通じて主役となり、急落局面と急騰局面の双方で極端な値動きを示しました。

フジクラや東京エレクトロンなど半導体関連も同様に振れ幅が大きく、相場全体は外部環境とAIテーマに強く左右される一週間となりました。

一方、三菱UFJフィナンシャル・グループなど銀行株は相対的に底堅さを見せました。

【日経平均の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【日経平均の週足チャート】 

↑週間+3.14%。年初来+24.17%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

【TOPIXの週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【TOPIXの週足チャート】 

↑週間+0.74%。年初来+12.87%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

韓国(KOSPI総合指数)

今週の韓国株式市場は、地政学リスクと半導体サイクルに強く左右される展開となりました。

週前半は米国金利上昇や中東情勢の緊張、そしてSamsung Electronicsの労使問題が重なり下落が続きました。

一方で週後半は米国とイランの交渉進展期待やAI需要の拡大を背景に大きく反発し、SK hynixやSamsung Electronicsが上昇を主導しました。

ただし外国人売りや大型半導体株への集中といった構造的課題は残り、相場の不安定さが意識される週となりました。

【KOSPI総合指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【KOSPI総合指数の週足チャート】 

↑週間+4.73%。年初来+85.77%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

香港(香港ハンセン指数)

今週の香港株式市場は、中国経済の減速懸念と中東情勢の不安定さを背景に、上下動の激しい展開となりました。

週初はTencent HoldingsやLi Autoを中心に下落が進みましたが、その後は地政学リスクの緩和期待から反発と調整を繰り返しました。

特にAI・半導体関連ではSMICやLenovoが相場の方向性を左右し、ボラティリティの高い週となりました。

全体としては外部要因に左右されやすい不安定な地合いが続いていることが確認される内容でした。

【香港ハンセン指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【香港ハンセン指数の週足チャート】 

↑週間-1.37%。年初来-0.43%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

オーストラリア(ASX200指数)

今週のASX200は、中東情勢と中国経済の不透明感を背景に週初に大きく下落したものの、雇用減少を受けた利上げ観測後退とリスク回復期待により反発し、最終的には小幅ながら週間上昇で終えました。

特にエボリューション・マイニングやブランブルズなど資源・産業株の振れ幅が大きく、相場全体の方向性を左右しました。

またBHPグループや四大銀行は週後半にかけて持ち直し、相対的に安定した動きを見せました。

全体としては、地政学リスクと金融政策期待の綱引きが続く中で、やや回復基調を取り戻した一週間となりました。

【ASX200指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【ASX200指数の週足チャート】 

↑週間+0.30%。年初来-0.66%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

ニュージーランド(NZX50指数)

今週のニュージーランド株式市場は、中東情勢や米国金利、中国経済への懸念に大きく左右される不安定な展開となりました。

週前半は地政学リスクや中国景気減速懸念を背景に下落が続きましたが、後半には米国とイランの関係改善期待、NVIDIAの好決算、さらにニュージーランド国内の貿易・小売関連指標の改善が支援材料となり反発しました。

特に、Mainfreight、Summerset Group Holdings、Fisher & Paykel Healthcare、Ryman Healthcareなどの物流・ヘルスケア関連株が週後半の相場回復を牽引しました。

【NZX50指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【NZX50指数の週足チャート】 

↑週間+0.20%。年初来-4.11%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

カナダ(TSX総合指数)

週前半は金価格下落による鉱業株の調整で弱含んだものの、中盤以降は中東情勢の緩和期待と原油安を背景にリスク選好が回復し、金融・テクノロジー主導で持ち直す展開となりました。

特にRoyal Bank of CanadaやToronto-Dominion Bankなど銀行株が安定的に上昇を牽引し、鉱業ではAgnico Eagle MinesやBarrick Goldが金価格に連動して振れ幅の大きい動きとなりました。

テックではShopifyやConstellation Softwareがセンチメント改善を支え、全体としては地政学リスクとインフレ観測に左右されながらも底堅い週となりました。

【TSX総合指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【TSX総合指数の週足チャート】 

↑週間+1.89%。年初来+8.35%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

ブラジル(Bovespa指数)

週前半はインフレ・政治リスク・金利上昇懸念で下落が優勢となりましたが、中盤は原油価格の変動と地政学リスク緩和期待で反発しました。

週末にかけては銀行・エネルギー株の調整で上値が抑えられ、イボヴェスパは方向感の乏しい一週間となりました。

主要銘柄ではイタウ、ブラデスコ、ペトロブラス、バーレの動向が指数変動の中心となりました。

【Bovespa指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【Bovespa指数の週足チャート】 

↑週間-0.61%。年初来+9.36%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

アメリカ(S&P500,NASDAQ,ダウ)

今週の米国株式市場は、中東情勢とインフレ期待の変化を軸に上下動の激しい展開となりました。

週初はNvidiaやSeagate TechnologyなどAI・半導体株の調整で下落しましたが、Nvidiaの決算を契機にセンチメントが改善し、後半は反発基調となりました。

最終的にはAppleやAmazon、Teslaが下支えとなり、ダウは最高値更新、S&P500は8週連続上昇と、強い週で終えています。

【S&P500指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【S&P500指数の週足チャート】 

↑週間+0.88%。年初来+8.66%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

【NASDAQの週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【NASDAQの週足チャート】 

↑週間+0.45%。年初来+12.19%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

【ダウの週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【ダウの週足チャート】 

↑週間+2.13%。年初来+5.15%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

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