【2026年8月3日週:世界の株式市場動向】

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今週の世界株式市場は、中東情勢の改善期待による原油安、インフレ・金利上昇懸念の後退、好調な企業決算、AI投資期待が全体的な追い風となりました。

米国ではS&P500が最高値を更新し、欧州でもフランス、ドイツ、ユーロ・ストックスが過去最高値を更新するなど強い展開となりました。

豪州、カナダ、中国も資源・金・AI・半導体株が相場をけん引しました。

一方、日本、韓国、香港ではAI関連株の過熱感や利益確定売りが重しとなり、変動が拡大しました。

インドは大型株中心に底堅く、ブラジルは利下げ期待が後退し軟調でした。

総じてAI投資と金融緩和期待が相場を支える一方、高値警戒も強まっており、今後は原油価格、米国雇用・金利、金融政策、企業決算、AI投資の収益化が世界株の方向性を左右しそうです。

欧州(STOXX50,STOXX600)

今週の欧州市場は、「中東情勢の緩和期待→原油安→インフレ懸念低下→金利上昇圧力低下」という流れに、好調な企業決算とAI投資期待が加わり、非常に強い展開となりました。

特にユーロ・ストックス50は週末に6,530まで上昇し、最高値を更新しました。

個別銘柄では、SAPASMLインフィニオンシーメンス・エナジーなどAI・半導体・電力インフラ関連が相場をけん引しました。

また、ドイツテレコムは好決算と自社株買い増額で大きく上昇しました。

一方、ザランドルフトハンザラインメタルシーメンスなどは業績見通しへの懸念から売られました。

全体としては、AI関連投資の拡大、企業利益の底堅さ、原油安によるインフレ圧力の低下が欧州株の上昇材料となっています。

ただし、株価はすでに過去最高水準にあり、今後は「好決算が現在の高い株価をさらに正当化できるか」が重要になりそうです。

【STOXX50の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【STOXX50の週足チャート】 

↑週間+2.61%。年初来+11.27%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

【STOXX600の週足チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【STOXX600の週足チャート】 

↑週間+1.70%。年初来10.40%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

ドイツ(DAX指数)

今週のDAX40は2.8%上昇し、過去最高値を更新する非常に強い週となりました。

最大の追い風は、米・イラン協議への期待による原油安・インフレ懸念の後退と、好調な企業決算でした。

個別では、Deutsche TelekomSAPSiemens HealthineersFresenius、Henkelなどが好調でした。

特にAI・半導体関連ではInfineonが週前半に大きく上昇し、金曜日にも反発しました。

一方、ZalandoSiemensRheinmetallDaimler Truckなどには固有の悪材料が出ました。

全体としては、「原油安→インフレ懸念低下→金利上昇圧力低下」+「好決算」+「AI・半導体への投資期待」がドイツ株を押し上げた週でした。

ただし、最高値圏まで上昇しているため、今後は利益確定売りと企業業績がより重要になりそうです。

【DAX指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【DAX指数の週足チャート】 

↑週間+2.69%。年初来+6.64%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

フランス(CAC40指数)

今週のCAC40は、「中東緊張の緩和期待→原油安→インフレ・金利懸念の後退」を軸に、6営業日連続で上昇する非常に強い展開となりました。

金曜日には8,715まで上昇し、過去最高値を更新しました。

個別銘柄では、エルメスLVMHケリングなどの高級ブランド、エアバスサフランシュナイダー・エレクトリックSTマイクロエレクトロニクスなどの産業・ハイテク株が相場を支えました。

特にエルメスは木曜日に5.2%上昇するなど、今週の高級ブランド株の強さを象徴しました。

一方、トタルエナジーズは原油価格の変動に左右され、LVMHケリングも週後半には利益確定売りを受けました。

また、フランスの失業率が8.3%まで上昇しており、景気の弱さは残っています。

総じて、企業業績の底堅さ、AI・ハイテク株の回復、原油安による金融環境改善がフランス株の上昇を後押ししています。

ただし最高値圏にあるため、今後は中東情勢と原油価格、ECBの政策、企業業績が上昇継続の重要なポイントになりそうです。

【CAC40指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【CAC40指数の週足チャート】 

↑週間+2.41%。年初来+5.67%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

イタリア(Milano Italia Borsa指数)

今週のFTSE MIBは、銀行再編への期待、AI関連投資、防衛需要を柱に大幅上昇し、過去最高値圏で週を終えました。

特にIntesa SanpaoloBanco BPMBMPSUniCreditを中心とする銀行再編が最大のテーマとなり、買収や提携を巡る思惑が株価を動かしました。

また、STMicroelectronicsPrysmianにはAI投資拡大への期待が追い風となり、AvioLeonardoなど防衛株も強い動きを見せました。

一方、Eniは原油安、Stellantisは業績不振や格下げ、Tenarisは市場環境悪化への警告から売られました。

今後は銀行再編の具体化に加え、AI投資、防衛支出、欧州エネルギー価格が相場の重要テーマとなりそうです。

特にIntesa SanpaoloによるBMPS買収の進展が、イタリア金融株全体の方向性を左右する可能性があります。

【Milano Italia Borsa指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【Milano Italia Borsa指数の週足チャート】 

↑週間+2.96%。年初来+17.59%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

イギリス(UK100指数)

今週のFTSE100は、中東情勢、原油価格、企業決算、FRBの利上げ観測に左右されながらも、週間では小幅上昇となりました。

特に、原油安はBPやShellには逆風となる一方、インフレ・金利低下期待を通じて住宅株には追い風となりました。

個別では、AntofagastaAnglo AmericanGlencoreFresnilloなどの鉱山株が強く、NextDiageoPersimmonも好調でした。一方、AstraZenecaBPShellHSBCなどは下落が目立ちました。

全体としては、指数そのものよりも、「商品価格」「好決算」「コスト削減」「金利低下期待」など明確な材料を持つ銘柄へ資金が選択的に向かった週だったと評価できます。

【UK100指数の週足チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【UK100指数の週足チャート】 

↑週間+0.30%。年初来+9.54%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

インド(BSEセンセックス指数)

今週のインド株式市場は、原油価格の変動や中東情勢に左右される場面があったものの、RBIの金利据え置きと堅調な企業決算を背景に底堅い推移となりました。

週後半にはリライアンス・インダストリーズSBIICICI銀行タイタンなど大型株への買いが相場を支え、高値を更新する場面も見られました。

一方で、金融規制への懸念からバジャジ・ファイナンスバジャジ・フィンサーブが売られるなど、金融株には調整圧力もかかりました。

今後は、原油価格や海外投資家の資金動向、中東情勢に加え、企業決算の内容が市場の方向性を左右すると考えられます。

特にリライアンスSBIICICI銀行などの大型株に加え、TCSインフォシステック・マヒンドラといったIT株の動向が引き続き注目されそうです。

【BSEセンセックスの週足チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【BSEセンセックスの週足チャート】 

↑週間+0.52%。年初来-8.34%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

中国(上海総合指数,深セン総合指数)

今週の中国株式市場は、AI・半導体関連株の動向、米中技術摩擦、中国の景気指標、貿易統計が相場を左右しました。

週前半は製造業PMIの悪化や世界的なAI関連株安を受けて軟調に始まりましたが、半導体関連株への買い戻しや、中国人民銀行の金融緩和姿勢が支えとなりました。

週後半には、予想を上回る貿易統計が中国経済の底堅さを示し、上海総合指数は週間で2.81%、深セン成分指数は5.39%上昇しました。

個別では、SMIC華虹半導体GigaDeviceカムブリコン・テクノロジーズNAURAテクノロジーHygon Information Technologyなど半導体関連株が市場をけん引しました。

一方、Zhongji InnolightEoptolink TechnologyなどAI光通信関連株は米国の規制強化観測から軟調でした。

また、紫金鉱業山東黄金中金黄金など金鉱株は金価格上昇を背景に堅調に推移し、相場の下支え役となりました。

【上海総合指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【上海総合指数の週足チャート】 

↑週間+2.81%。年初来-1.18%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

【深セン総合指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【深セン総合指数の週足チャート】 

↑週間+5.39%。年初来+4.97%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

日本(日経平均、TOPIX)

今週の日本株は、円高、AI関連株への投資家心理、米国株の動向、中東情勢が相場を左右しました。

週前半は円買い介入による円高で輸出株が売られましたが、水曜日には米国株高を追い風にAI・半導体関連が大きく反発しました。

しかし、週後半はAI投資への慎重姿勢が再燃し、キオクシアホールディングス東京エレクトロンアドバンテストイビデン太陽誘電村田製作所レーザーテックソフトバンクグループなどが軟調となりました。

一方で、任天堂は好決算と「Switch 2」の販売好調を背景に堅調な推移を維持し、ファナックは業績好調にもかかわらず利益確定売りに振らされるなど、個別材料による株価の明暗も目立つ一週間となりました。

【日経平均の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【日経平均の週足チャート】 

↑週間+1.93%。年初来+28.61%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

【TOPIXの週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【TOPIXの週足チャート】 

↑週間+1.79%。年初来+18.16%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

韓国(KOSPI総合指数)

今週の韓国株は、AI・半導体関連株の値動き、米国ハイテク株、中東情勢、米国の金融政策への期待に大きく左右されました。

週前半は急騰後の利益確定売りで大幅下落しましたが、米国企業の好決算やAI投資への期待を背景に急速に持ち直しました。

しかし、週後半は世界的なハイテク株安を受けて再び大きく調整し、米雇用統計を控えた慎重姿勢も重なって軟調な展開となりました。

個別では、サムスン電子SKハイニックスSKスクエアが相場全体を左右する中心銘柄となり、LGエナジーソリューション現代自動車起亜自動車Naverハンファエアロスペースも市場動向に応じて大きく変動しました。

一方で、LGグループとNVIDIAのAI提携期待や、過去最高の経常収支黒字は、中長期的な韓国市場への前向きな材料として意識された一週間でした。

【KOSPI総合指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【KOSPI総合指数の週足チャート】 

↑週間-5.10%。年初来+42.70%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

香港(香港ハンセン指数)

今週の香港株市場は、米国株高や中東情勢改善期待による上昇で始まりましたが、週後半はAI関連株の過熱感や利益確定売りにより調整局面となりました。

特にテンセントシャオミSMICなど大型ハイテク株は値動きが荒く、AI投資期待と米中技術摩擦への懸念が綱引きとなりました。

一方、キングボード・ラミネートZ.AIMiniMaxなどAI・半導体関連銘柄には強い買いが入り、中国のAI成長テーマへの投資意欲は継続しています。

今後は、中国の景気回復の持続性、米中関係、AI関連投資の収益化が香港株の方向性を左右すると考えられます。

短期的には利益確定売りによる変動が続く可能性がありますが、長期的にはテンセントSMIC、AI関連新興企業など成長分野への資金流入が相場を支える要因となりそうです。

【香港ハンセン指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【香港ハンセン指数の週足チャート】 

↑週間-0.84%。年初来-2.63%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

オーストラリア(ASX200指数)

今週のオーストラリア株式市場は、米国株高、中国景気支援策、資源価格、中東情勢、国内経済指標を追い風に力強い上昇を続け、ASX200は週中に終値ベースの過去最高値を更新しました。

週末は利益確定売りで小幅に下落したものの、週間では3.2%の上昇となり、堅調な地合いを維持しました。

個別では、BHPリオ・ティントエボリューション・マイニングノーザン・スター・リソーシズXeroTechnologyOneチャーターホール・インフラREIT4Dメディカルトレジャリー・ワイン・エステーツなどが相場をけん引しました。

一方で、ウッドサイド・エナジーサントスWiseTech Globalフォーテスキューカンタス航空は原油価格や利益確定売りの影響を受けて軟調でした。

来週は、オーストラリア準備銀行(RBA)の金融政策決定が最大の注目材料となります。

【ASX200指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【ASX200指数の週足チャート】 

↑週間+3.19%。年初来+6.14%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

ニュージーランド(NZX50指数)

今週のニュージーランド株式市場は、米国株の動向、原油価格、中東情勢、RBNZの金融政策への期待が相場を左右しました。

週前半は米国ハイテク株高や原油価格の下落を背景に上昇し、水曜日には史上最高値を更新しました。

しかし、週後半は利益確定売りに加え、原油価格の反発やインフレ懸念、米国雇用統計を控えた慎重姿勢から調整局面となりました。

それでも週間では約0.9%上昇し、底堅さを維持しました。

個別では、フィッシャー&パイケル・ヘルスケアフレイトウェイズ・グループエボス・グループa2ミルクインフラティルオークランド国際空港ウェストパック銀行ANZグループなどが市場を代表する銘柄として注目されました。

週前半は買われる場面が目立った一方、週後半は利益確定売りに押される展開となりました。

【NZX50指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【NZX50指数の週足チャート】 

↑週間+0.91%。年初来+2.03%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

カナダ(TSX総合指数)

今週のTSXは、金・鉱山株とAI関連株が主役となり、過去最高値を何度も更新する非常に強い展開となりました。

特に、米国の弱い雇用統計によってFRBの利上げ観測が後退したことは、金価格を押し上げ、Agnico EagleBarrickWheaton Precious Metalsなどに強い追い風となりました。

また、AI成長期待からShopifyが大幅上昇し、TSXの上昇を支えました。

一方、Celesticaは増資による希薄化懸念から急落し、Thomson Reutersも好決算ながら大幅下落しました。

金融株ではRBCTD Bankが軟調でした。全体としては、「金価格上昇+利下げ・利上げ期待の後退+AI成長期待」という3つの追い風がTSXを押し上げた週でした。

ただし、カナダの雇用が強さを維持しているため、今後はカナダ銀行の金融政策が相場の重要な変動要因になりそうです。

【TSX総合指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【TSX総合指数の週足チャート】 

↑週間+3.28%。年初来+13.75%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

ブラジル(Bovespa指数)

今週のイボベスパは、週前半は原油安によるインフレ懸念の後退と利下げ期待から底堅く推移しましたが、後半はBCBの慎重な姿勢や企業決算への利益確定売りから下落しました。

特にイタウ・ウニバンコブラデスコブラジル銀行など金融株が弱含みとなり、ペトロブラスヴァーレゲルダウなど資源・輸出関連株も商品価格や貿易統計に左右されました。

一方、エンブラエルは航空機輸出支援、RDサウデゲルダウは好決算が評価されました。

ただし、ペトロブラスのように好決算でも売られるケースが増えており、投資家の評価基準は「増益」から「今後もその利益を維持できるか」へ移っています。

今後は、BCBの追加利下げ時期、インフレ、原油・鉄鉱石価格、そして企業決算の持続性が重要です。

特にペトロブラスヴァーレイタウブラデスコなど大型株の動向が、イボベスパ全体を左右しそうです。

【Bovespa指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【Bovespa指数の週足チャート】 

↑週間-3.08%。年初来+7.46%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

アメリカ(S&P500,NASDAQ,ダウ)

今週のウォール街は、「原油安→インフレ懸念低下→金利上昇観測後退→AI・ハイテク株上昇」という流れを中心に、非常に強い展開となりました。

特にS&P500は金曜日に最高値を更新し、AI関連株への投資意欲の強さが確認されました。

個別では、PalantirSpaceXAmazonMetaMicrosoftAlphabet、半導体株が相場をけん引しました。

特にPalantirは好決算で急騰し、AI需要の強さを象徴する存在となりました。

一方、SanDiskWestern DigitalAMDは決算やガイダンスへの失望から大きく売られました。

最大のポイントは、AI投資の強さと金融政策の方向性です。

雇用市場が弱まれば利上げ観測が後退し、株式市場には追い風となります。

ただし、原油価格が再上昇すればインフレ懸念が復活するため、来週以降も原油価格・米国金利・雇用・AI企業の決算が相場の方向を左右する重要な材料となりそうです。

【S&P500指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【S&P500指数の週足チャート】 

↑週間+3.58%。年初来+12.56%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

【NASDAQの週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【NASDAQの週足チャート】 

↑週間+5.19%。年初来+13.82%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

【ダウの週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【ダウの週足チャート】 

↑週間+2.96%。年初来+11.48%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

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