こんにちは、Saabです。今週の振り返りと来週のトピックです。
↓主な内容は以下参照。
- 今週もビックテック依存の高い指数とそれ以外の指数で、週間パフォーマンスの明暗が分かれました(≒ビックテックかそれ以外かとも言える)
- S&P500とNASDAQは小幅のプラスを記録、ダウ/ラッセル2000/RSPは週間でマイナスを記録
- 前半はAI投資の収益性・評価への不安で調整していましたが、後半で発表されたCPIの鈍化やマイクロンの好決算がきっかけで回復
- ディストリビューションデイはSP500で4回/NASDAQで6回
- センチメントは指標など見る限りまだ強気を継続、ただしS&P500のバリュエーションは高い状況が続く
- CPIは大きく鈍化、失業率は予想より高い4.6%
- ECBは4会合連続で政策金利を2.15%に据え置き
- マイクロンの好決算は他銘柄に良い影響を与えた
- 来週の決算はチェック予定なし
- 来週は、休日短縮週のため流動性が低下、GDPや新規失業保険申請件数などの指標が今後の経済の手掛かり
それでは順に詳細をみていきます。
12/15週の振り返り
総括
週前半は、AI投資の収益性・評価への不安からテクノロジー株を中心に調整が進みましたが、インフレ鈍化の確認を受けて後半は急反発しました。市場全体では利下げ期待が下支え要因となる一方、AI関連は引き続き銘柄選別が重要となります。今後は、雇用・インフレ指標と金融政策見通しが相場の方向性を左右する展開が続いていくと思われます。
12/15~12/19の動向
12/15(月)米国株は方向感を模索
テクノロジー株主導の下落が初期の上昇を打ち消し、市場は明確なマクロ指針待ちの状況で、S&P500とダウは小幅安、ナスダックは0.59%下落しました。ブロードコムはマージン圧力、オラクルは弱いガイダンスを受けて下落し、大規模AI投資の収益性や資金調達への懸念が再燃しました。ServiceNowは大型買収報道と格下げで急落し、高バリュエーション成長株への調整圧力が強まりました。AppleやAmazonなど他のメガキャップも軟調だった一方、NvidiaやTeslaは相対的に堅調でした。雇用統計やCPIを控え、慎重姿勢が強まりました。
12/16(火)S&P500・ダウ下落、ナスダックは反発
雇用者数は増加したものの、失業率は4.6%に上昇し、労働市場の冷え込みが意識されたことで、S&P500とダウは下落しましたが、ナスダックは小幅高となりました。小売売上は横ばいで需要減速を示唆しています。原油価格が2021年以来の低水準に沈み、エネルギー株が最弱となりました。メガキャップはまちまちですが、Nvidia、Meta、Teslaが上昇し、前日売られたブロードコムとオラクルも反発しました。利下げ期待がナスダックを下支えしたカタチとなりました。
12/17(水)ハイテク株急落で市場全体が下落
AI関連の評価に対する懸念が続き、Nvidia、Broadcom、AMDなど半導体株が急落したことで、主要指数は揃って大幅安を記録しました。オラクルもデータセンター投資見通しへの不安で下落しました。AmazonはOpenAI投資報道があったものの失速。対照的に、ベネズエラ制裁を巡る報道で原油価格が上昇し、エネルギー株は堅調でした。テクノロジー主導の調整色が鮮明となりました。
12/18(木)インフレ鈍化を好感し急反発
米国株は全面高を記録しました。”CPIが市場予想を下回り、総合2.7%、コア2.6%” とインフレ鈍化が明確に示されました。来年の追加利下げ期待が強まり、消費裁量株とIT株が相場を主導しました。マイクロンは好決算と強い見通しで急騰しました。一方で、金融やエネルギー、不動産などは相対的に出遅れました。
12/19(金)テック主導で続伸
AI関連が回復基調となり、オラクルはTikTok米事業の合弁報道で急騰したことで、トリプルウィッチングの中、主要指数は続伸しました。マイクロンも前日の急伸を引き継いだカタチとなりました。一方、ナイキは中国売上不振と関税影響で急落し、フェデックスも決算失望で下落しました。
結果、主要株価指数の週間パフォーマンスは以下の通りで、ビックテックの占める割合が高いS&P500やNASDAQはプラスを記録した一方で、ブルーチップ企業がメインのダウや中小型株のラッセル2000はマイナスを記録。
- S&P500