【2026年4月13日週:世界の株式市場動向】

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今週の世界株式市場は、中東情勢と原油価格の変動に強く左右されました。

週初は交渉決裂や原油高でリスクオフとなり多くの市場が下落しましたが、その後は米イラン交渉期待やホルムズ海峡再開による供給不安の後退で原油が下落し、リスクオンへ転換しました。

日本や欧州、韓国などは回復し高値圏へ、中国も政策期待で堅調、インドもプラス圏を維持。

一方、豪州やニュージーランドはインフレや内需不安から弱含みました。

米国はAI・ハイテク株主導で最高値更新と強い上昇を維持しました。

ただし週末には不透明感や利益確定で一部反落しています。

総じて、ファンダメンタルズより地政学とエネルギー価格が相場を支配する構図が鮮明となりました。

欧州(STOXX50,STOXX600)

今週は、中東情勢に大きく左右される展開となりました。

週前半は対立激化によるリスク回避で下落しましたが、交渉進展や供給正常化への期待が高まるにつれて急速に持ち直し、最終的には高値圏へ回復しました。

特にエネルギー価格の変動がインフレ見通しや企業収益への期待を通じて市場全体に強い影響を与えており、地政学ニュースが短期的な相場方向を決定づける典型的な週となりました。

【STOXX50の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【STOXX50の週足チャート】 

↑週間+2.22%。年初来+4.70%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

【STOXX600の週足チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【STOXX600の週足チャート】 

↑週間+1.91%。年初来+1.56%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

ドイツ(DAX指数)

今週のDAXは、中東情勢の変化に強く影響される展開となりました。

週初は交渉決裂による緊張で下落しましたが、その後は和平交渉再開や停戦延長への期待が徐々に高まり、相場は回復基調へ転換。

週末にはホルムズ海峡再開という決定的な材料により大幅上昇し、高値圏へ到達しました。

特にエネルギー価格の変動を通じて投資家心理が大きく揺れ動き、テクノロジーや景気敏感株が主導する形(シーメンス、SAP、ドイツ銀行、エアバス、インフィニオン、VW、mtuエアロエンジンズ、メルク、シーメンスエナジー)でリスクオンへと傾いた一週間でした。

【DAX指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【DAX指数の週足チャート】 

↑週間+3.77%。年初来+0.83%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

フランス(CAC40指数)

今週のCac40は中東情勢に振り回される展開となりました。

週前半は対立激化による原油高とインフレ懸念で下落、途中は外交期待で持ち直すも、企業決算や不透明感で再び弱含みました。

しかし週末にホルムズ海峡再開が伝わると、エネルギー供給不安が一気に後退し、リスク資産への資金流入(bnpパリバ、クレディ・アグリコル、ソシエテ・ジェネラル、LVMH、エルメス、ロレアル、エアバス、サフラン)が加速しました。

結果として、エネルギー価格の変動と地政学ニュースが市場心理とセクター間の資金循環を大きく左右した一週間でした。

【CAC40指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【CAC40指数の週足チャート】 

↑週間+2.00%。年初来+3.67%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

イタリア(Milano Italia Borsa指数)

今週のMIBは、中東情勢と原油価格の変動に強く左右されました。

週初は紛争激化による原油高とインフレ懸念で下落しましたが、その後は外交進展への期待から原油価格が低下し、金融株や消費関連株が主導して上昇基調へ転換(ユニクレディト、インテーザ・サンパオロ、ジェノヴァリ、mps、ステランティス、フェラーリ、モンクレール、ブルネロ・クチネリ、stマイクロエレクトロニクス)。

最終的には海峡再開による原油急落が決定打となり、指数は過去最高値を更新しました。

市場は地政学リスクの緩和を織り込みつつ、インフレと金利見通しの改善をポジティブに評価した一週間でした。

【Milano Italia Borsa指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【Milano Italia Borsa指数の週足チャート】 

↑週間+2.65%。年初来+8.60%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

イギリス(UK100指数)

今週は中東情勢と原油価格の動向に大きく左右されました。

週前半は対立激化によるリスク回避で下押しされましたが、交渉再開や和平期待の高まりにより徐々に持ち直し、週末には供給不安の後退を受けて上昇基調を強めました。

特にエネルギー価格の変動がセクター間の資金移動を引き起こし、旅行・金融とエネルギーの明暗が鮮明に分かれる展開となりました(イージージェット、iag、インターテック、HSBC、ロイズ、バークレイズ、ナットウェスト、リオ・ティント、シェル、BP)。

地政学ニュースが市場心理と相場の方向性を支配した一週間でした。

【UK100指数の週足チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【UK100指数の週足チャート】 

↑週間+0.63%。年初来+7.41%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

インド(BSEセンセックス指数)

今週は、中東情勢と原油価格に強く左右される典型的なセンチメント主導の展開となりました。

週初は緊張の高まりで急落しましたが、その後は米国とイランの対話期待によって急速に回復し、結果的に週間ではプラス圏を維持しました。

実体経済や企業業績よりも、地政学リスクとエネルギー供給見通しが市場の方向性を決定づけており、特に原油動向がインド市場に与える影響の大きさが改めて浮き彫りとなりました。

今後も交渉の進展次第でボラティリティの高い相場が続く可能性が高いです。

【BSEセンセックスの週足チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【BSEセンセックスの週足チャート】 

↑週間+1.22%。年初来-7.93%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

中国(上海総合指数,深セン総合指数)

今週の中国株は、米イラン情勢という外部リスクに揺れながらも、比較的堅調なパフォーマンスを維持しました。

特に、政策支援期待と予想を上回る経済成長が市場の安心材料となり、投資家心理を支えました(コンテンポラリー・アンペレックス、中技インノライト、フォックスコン、BYD、紫金鉱業グループ、サングロウ・パワーサプライ)。

一方で、貿易黒字の縮小や内需の弱さなど構造的な課題も依然として残っています。

結果として、「外部環境の不透明感」と「国内の成長・政策期待」がせめぎ合う中、週全体では上昇基調を維持したバランスの取れた相場展開となりました。

【上海総合指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【上海総合指数の週足チャート】 

↑週間+1.64%。年初来+1.62%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

【深セン総合指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【深セン総合指数の週足チャート】 

↑週間+4.02%。年初来+9.18%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

日本(日経平均、TOPIX)

今週の日本株は、中東情勢と原油価格の動向に大きく左右される展開となりました。

週初は原油高と金利上昇で下落しましたが、その後は停戦期待の高まりと原油価格の落ち着きにより急速に反発し、史上最高値を更新するまで上昇しました。

特にAI・半導体関連を中心としたハイテク株(キオクシア、ソフトバンク、フジクラ、アドバンテスト、ディスコ)が主導的役割を果たしました。

一方で、週末にかけては利益確定と政策不透明感から反落しており、依然として地政学リスクと金融政策の行方が市場の大きな変動要因となっています。

全体として「外部環境に振られながらも上昇トレンドを維持した一週間」と評価できます。

【日経平均の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【日経平均の週足チャート】 

↑週間+2.73%。年初来+14.64%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

【TOPIXの週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【TOPIXの週足チャート】 

↑週間+0.56%。年初来+9.05%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

韓国(KOSPI総合指数)

今週の韓国株は「地政学リスクと原油価格」を軸に大きく振れました。

週初は中東緊張と原油高で急落しましたが、その後は米イラン交渉再開期待と原油安、さらに米株高を背景に急速にリスクオンへ転換し、過去高値圏まで回復しました(サムスン電子、SK hynix、現代自動車、SK Square、起亜自動車)。

ただし週末には利益確定と不透明感が再び意識され、上昇の持続性には疑問が残っています。

結局、相場の本質はファンダメンタルズよりも「地政学とエネルギー価格」に強く支配されており、今後も交渉の進展度合いが市場方向を左右する構図が続くと考えられます。

【KOSPI総合指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【KOSPI総合指数の週足チャート】 

↑週間+5.68%。年初来+46.57%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

香港(香港ハンセン指数)

今週の香港株は、中東情勢と原油価格の動向に強く左右される展開となりました。

週初は交渉決裂と原油高でリスクオフに傾きましたが、その後は米イラン再交渉への期待と原油安、さらに米国株高を背景にリスクオンへ急速に転換し、指数は高値圏まで回復しました(テンセント、シャオミ、ポップマートインターナショナル、メイトゥアンクラス)。

ただし週末には合意の不透明さと利益確定により反落しており、上昇の持続性には慎重な見方も残っています。

全体として、市場はファンダメンタルズよりも地政学とエネルギー価格に主導される状態にあり、今後も交渉の進展度合いが相場の方向性を決定づける重要要因となりそうです。

【香港ハンセン指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【香港ハンセン指数の週足チャート】 

↑週間+1.03%。年初来+1.72%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

オーストラリア(ASX200指数)

今週のオーストラリア株式市場は、中東情勢に伴うエネルギー価格上昇と、それによるインフレ懸念が主導する展開となりました。

中国経済や国内雇用といったファンダメンタルズも不透明感を増し、投資家は終始慎重姿勢を維持しています。

エネルギー株(ウッドサイド・エナジー、アンポール)は相対的に強かった一方、銀行や資源株は弱く(レジス・リソーシズ、エボリューション・マイニング、ラメリウス・リソーシズ)、指数の上値を抑えました。

結果として、外部環境(地政学・原油)と内部環境(インフレ・雇用)の双方が重石となり、相場は方向感を欠きつつも下方向に傾いた一週間となりました。

【ASX200指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【ASX200指数の週足チャート】 

↑週間-0.15%。年初来+2.67%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

ニュージーランド(NZX50指数)

今週のニュージーランド株式市場は、中東情勢や米国の動き、中国経済指標といった外部要因に強く左右され、方向感に欠ける展開となりました。

加えて、国内ではサービス業の縮小や住宅市場の弱さ、燃料価格上昇によるインフレ懸念が重なり、内外ともに不安材料が多い状況です。

結果として、週後半にかけてリスク回避姿勢が強まり、指数は週間で下落しました。

短期的には「地政学リスク+インフレ警戒+中国減速懸念」という三重の不透明要因が市場の重しとなっています。

【NZX50指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【NZX50指数の週足チャート】 

↑週間-2.09%。年初来-4.74%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

カナダ(TSX総合指数)

今週のTSXは、中東情勢を軸に「原油価格の変動」が主導する展開となりました。

週初は紛争激化による原油高で下落しましたが、その後は交渉進展や停戦期待により原油が下落し、金融株や鉱業株が支える形(バンク・オブ・モントリオール、CIBC、TDバンク、カナダ王立銀行、アグニコ・イーグル・マインズ、バリック、WPM)で上昇基調に転じました。

最終的には原油急落によるインフレ懸念の後退と金利低下が追い風となり、指数は高値圏を回復している状況です。

市場は地政学リスクの緩和を織り込みつつも、エネルギー価格の変動に強く左右される構造が改めて示されました。

【TSX総合指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【TSX総合指数の週足チャート】 

↑週間+1.93%。年初来+7.95%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

ブラジル(Bovespa指数)

週を通じてイボヴェスパは中東情勢と原油価格に大きく左右されました。

原油上昇局面ではインフレ・金利懸念から金融株が下落しました(イタウ、ブラデスコ、ブラジル銀行)。

一方で、原油下落時はエネルギー株(ペトロブラス)が下押し要因となるなど、セクター間の綱引きが堅調でした。

市場は方向感に欠け、地政学リスクとエネルギー動向が引き続き最大のドライバーとなっている状況が続いています。

【Bovespa指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【Bovespa指数の週足チャート】 

↑週間-0.81%。年初来+21.48%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

アメリカ(S&P500,NASDAQ,ダウ)

今週は一貫して上昇し、連日の最高値更新という強い相場となりました。

背景には中東情勢の緩和期待と最終的なホルムズ海峡開放によるエネルギー価格の下落があり、インフレ懸念の後退と金利見通しの改善が株式市場を押し上げました。

また、AI関連を中心としたテクノロジー株の強さが相場の主導役となりました(オラクル、パランティア、クラウドストライク、サービスナウ、ブロードコム、メタ、アマゾン、マイクロソフト、Nvidia、テスラ)。

さらに企業決算(BAC、モルガン・スタンレー、シティ、ブラックロック)も全体としては支援材料として機能しました。

地政学リスクの後退と成長期待が重なり、リスク資産への資金流入が加速した一週間でした。

【S&P500指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【S&P500指数の週足チャート】 

↑週間+4.54%。年初来+3.60%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

【NASDAQの週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【NASDAQの週足チャート】 

↑週間+6.84%。年初来+4.50%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

【ダウの週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【ダウの週足チャート】 

↑週間+3.19%。年初来+2.79%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

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