【米国市場:8/11週】今週の振り返り & 来週のトピック (市場動向、ETF、CPI、小売売上高、企業決算など)

投資関連

こんにちは、Saabです。今週の振り返りと来週のトピックです。

   8/4週分はこちら

(↓)まず要点です。

  • 主要指数は1週間で0.8~3%以上の上昇を記録
  • S&P500は再び最高値f付近で推移
  • ディストリビューションデイはNASDAQのみ1回増加
  • カントリーETFでは年初来で欧州とベトナムがGood
  • センチメントは強気継続、AAIIセンチメント
  • 経済指標はポジティブとネガティブが入り混じる
  • PPIのネガティブサプライズは少々驚きの結果
  • 決算後に10%以上変動する銘柄が多く、DLOの決算はGood
  • 来週の決算は19社チェック予定、小売関連が多め
  • 注目イベントはFOMC議事録&ジャクソンホール会議
  • FRB関連、米住宅指標、各企業決算などが市場にどう影響を与えるかが焦点

それでは順に詳細をみていきます。

8/11週の振り返り

米国市場

月曜は、CPI・PPI発表を控えて主要指数は0.5%以内の下落をみせたものの、火曜に発表されたCPIを受けて利下げ期待が高まることにより、火曜はSP500やナスダックは1%以上の大きな上昇をみせ、水曜も0.5%以内の小幅上昇を記録しました。

木曜はPPIのネガティブサプライズを受けて、9月の50bpの利下げ期待が後退したものの、SP500はわずかに上昇、ナスダック&ダウンはわずかに下落、ラッセル2000は1%以上下落しました。

金曜は関税導入計画や米露の会談を控え、SP500とナスダックは0.5%以内の下落となり、市場は慎重姿勢を示しました。

その結果、1週間を通じて主要指数はプラスを記録し、特にラッセル2000は3%以上も上昇しました。

  • S&P500 +0.94%
  • NASDA +0.81%
  • ダウ +1.74%
  • ラッセル2000 +3.07%

【S&P500のチャート】 
 ※TradingView提供のチャート

S&P500の最新の株価チャート

↑今週も1週間を通じて株価は上昇を続け最高値を更新しました。金曜に下落はみられたものの、現在すべての移動平均線(10日、21日、50日、200日)を上回った位置で株価は推移しています。

ちなみにディストリビューションデイは、S&P500で5回、NASDAQで3回となりました。先週からNASDAQのカウント数が1回増加しています。来週も引き続きウォッチしていきます。

米国のセクターETF 年初来パフォーマンス BEST5

最近、値動きは乏しいもののゴールドがトップを維持

  1. GLD(ゴールド):26.97%
  2. XLC(通信):15.15%
  3. XLK(テクノロジー):14.27%
  4. XLI(資本財):14.18%
  5. XLU(公益):13.12%

カントリーETF 年初来パフォーマンス BEST5

年初から南欧を中心にヨーロッパが好調ですが、最近関税でポジティブとなったベトナムの追い上げが凄いです!!

  1. GREK(ギリシャ):72.44%
  2. EPOL(ポーランド):60.28%
  3. EWP(スペイン):57.29%
  4. EWO(オーストリア):54.38%
  5. VNM(ベトナム):54.27%

※各セクター&カントリーETFの詳細は以下参照
 
リンク

センチメント

先週からVIXとPut call ratioは横ばいとなっており、強気が継続されていると思います。一方、AAIIセンチメントに目を転じると、Bearishが拡大を続けておりアンマッチな状態となっています。

ただ、現在の市場の動きと照らし合わせると、VIXやPut call ratioの方が市場の動きにあっていることから、これらの値が現在のセンチメントを表していると思います。

  • 「VIX」は、先週末の15.15から15.09となりほぼ横ばい。
  • 「Put Call Ratio」は、先週末の0.7から0.72となりほぼ横ばい。
  • 「AAIIセンチメント」は先週と同じくBullishがBearishを下回りました。

※ INVESTOR’S BUSINESS DAILYの値引用

【VIXのチャート】
 ※TradingView提供のチャー

VIXのチャート

↑1週間を通じて多少の上げ下げがあり、一時14まで低下しましたが、終値では先週末とほぼ同じ水準にまで戻して1週間を終えました。来週の動向も引き続きウォッチしていきます。

AAIIセンチメントのグラフ

↑先週に続きBaerishがBullishを上回り、Bullishが下げた分、NeutralとBearishに流れるカタチとなりました。現在、指数のトレンドに対して、逆の動きをみせている印象です。


Bullish  34.9% → 29.9%
Neutral 21.9% → 24.0%
Bearish 43.2% → 46.2%

経済指標

今週発表された経済指標のうち、特にインフレの先行指標として知られるPPIのネガティブサプライズが印象的で、今後のCPIやPCEがどのように推移していくか気になるところです。

ポジティブ
 CPI、小売売上高、鉱工業生産指数、新規失業保険申請件数
ネガティブ
 PPI、ミシガン大学消費者信頼感指数

米・CPI

総合
 2.7%で6月と同水準、予想2.8%下回るポジティブサプライズ
コア
 3.1%で予想3%上回るネガティブサプライズ

米・CPIのグラフ

項目別動向
 中古車4.8%↑、交通サービス3.5%↑、新車0.4%↑、食品2.9%横ばい
その他
 住居3.7%、エネルギー-1.6%、ガソリン-9.5%、燃料油-2.9%、天然ガス13.8%

独・CPI(確報値)

年間インフレ率は2%で6月と横ばい、8か月ぶり最低水準を記録。

独・CPI(確報値)のグラフ

エネルギー価格
 総合で-3.4%、燃料-4.5%、家庭用-2.6%、電気-2%など大幅下落
サービスインフレ
 旅客輸送+11.3%、小包+9%、社会施設+8.2%、全体は3.3%→3.1%に緩和
食品インフレ
 果物+7.6%、砂糖菓子+5.6%、乳製品+4.1%、全体2.2%に上昇
コアインフレ
 食品・エネルギー除く2.7%で横ばい

米・PPI

総合&コアともに予想を0.8%も上回りネガティブサプライズ。
 総合(前年比):3.3%、予想 2.5%
 コア(前年比):3.7%、予想 2.9%

米・PPIのグラフ

総合(前月比)
 0.9%上昇、予想0.2%、2022年6月以来最大
コア(前月比)
 0.9%、予想0.2%超
サービス価格
 1.1%上昇、機械・設備卸売マージン3.8%急増
商品価格
 0.7%上昇、生鮮・乾燥野菜38.9%急騰、ガソリン1.8%下落

米・新規失業保険申請件数

前週比3,000減の224,000件で、予想228,000件を下回り、ポジティブサプライズとなりました。

米・新規失業保険申請件数のグラフ

継続受給者数
 15,000減の1,953,000(予想1,960,000下回る)
労働市場
 緩和傾向も依然堅調、高水準継続請求が雇用減速要因
政府職員
 初期請求は71減の637(4か月ぶり高水準から低下)

米・小売売上高

総合は前月比0.5%増(予想通り)、6月は0.9%増に上方修正。
コアは0.5%増で予想0.4%上回るポジティブサプライズ。

米・小売売上高のグラフ

増加分野
自動車・部品(+1.6%)、家具・家庭用品(+1.4%)、スポーツ用品(+0.8%)、非店舗小売(+0.8%)、衣類(+0.7%)、ガソリン(+0.7%)

減少分野
その他店舗(-1.7%)、建材・園芸(-1%)、電子機器・家電(-0.6%)

米・鉱工業生産指数

7月は前月比0.1%減(予想横ばい)、6月は0.4%増に上方修正。

米・鉱工業生産指数のグラフ

製造業:0.1%増(6月0.3%増後ほぼ横ばい)
採掘業:0.4%減
公共事業:0.2%減(電力減が天然ガス増を上回る)
稼働率:77.5%(長期平均より2.1pt低い)

米・ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)

8月は58.6に低下(7月61.7)、市場予想62を下回るネガティブサプライズ。

米・ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)のグラフ

現状指数:68→60.9に悪化
期待指数:61.7→57.2に低下
インフレ期待:1年後4.5%→4.9%、5年後3.4%→3.9%に上昇
(短期・長期とも後退傾向が終了も、春の高値を大幅に下回る)

決算

今週は20社チェックしました。大幅上昇して、とても買う気にはなりませんが、DLOの決算は素晴らしかったと思います。

・10%以上値上がりした銘柄
➡SE,DLO
・10%以上値下がりした銘柄
➡MNDY,CRWV,CAVA,TPR,AMAT

  2025/8/11 決算発表 MNDY,OKLO,YALAなど

  2025/8/12 決算発表 CRCL,CRWV,RGTIなど~

  2025/8/13 決算発表 MRX,CSCO,DLO

  2025/8/14 決算発表 JD,TPR,NUなど

8/18週の注目内容

関心のある経済指標&イベント

来週は以下の経済指標に注目です。

  • 8/19(火) 米・住宅建築許可件数(速報)
  • 8/19(火) 米・住宅着工件数
  • 8/20(水)あたり 米・FOMC議事録
  • 8/21(木) 米・新規失業保険申請件数
  • 8/22(金) ジャクソンホール会議・パウエル議長の講演

関心のある決算

来週は19社チェック予定です。

  • 8/18(月)アフター パロアルト・ネットワークス(PANW)
  • 8/18(月)アフター BHPグループ(BHP)
  • 8/19(火)プレ ホーム・デポ(HD)
  • 8/19(火)プレ メドトロニック(MDT)
  • 8/19(火)プレ ヴァイキング(VIK)
  • 8/19(火)プレ シャオペン(XPEV)
  • 8/19(火)プレ シャオミ(XIACY)
  • 8/19(火)アフター トール・ブラザーズ(TOL)
  • 8/19(火)アフター ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリ(SQM)
  • 8/20(水)プレ ターゲット(TGT)
  • 8/20(水)プレ エスティ・ローダー(EL)
  • 8/20(水)プレ TJXカンパニーズ(TJX)
  • 8/20(水)プレ バイドゥ(BIDU)
  • 8/20(水)プレ フツ・ホールディングス(FUTU)
  • 8/20(水)プレ フレックスLNG(FLNG)
  • 8/21(木)プレ ウォルマート(WMT)
  • 8/21(木)アフター ズーム・コミュニケーションズ(ZM)
  • 8/21(木)アフター インテゥイット(INTU)
  • 8/22(金)プレ ゴールド フィールズ(GFI)

来週は、ジャクソンホール会議でパウエル議長らの講演、FOMC議事録、米住宅指標などが市場に与える影響を観察していきます。

それでは、また👋

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