こんにちは、Saabです。今週の振り返りと来週のトピックです。
(↓)まず要点です。
- 主要な株価指数は小幅なマイナスに留まる
- VIXやPut Call Ratioがトランプ関税に敏感な反応を示す
- センチメントは弱気に傾いている
- ビックテック2社は決算ミス
- 銘柄によっては決算後に20~30%の暴騰
- 来週の経済指標はCPIと小売売上高に注目
- 注目決算は26社をリストアップ
それでは順に詳細をみていきます。
1/27週の振り返り
米国市場
トランプ関税、ビックテックなどの決算、雇用統計とイベント沢山な週でしたが、市場へのボラティリティは思っていたほどなかったように感じました。
ビックテック2社の決算は、市場参加者からマイナスに受け止められ、値を下げました。
一部の銘柄では20~30%暴騰するものもあり、しっかり数字を出した銘柄は、評価される環境であることを改めて確認できました。
指数としては1週間で小幅にマイナスを記録して、NASDAQが移動平均線との位置関係を見る限り、弱い印象。以下、主要な指数の1週間のパフォーマンスです。
・S&P500 △0.24%
・NASDAQ △0.53%
・ダウ △0.54%
【S&P500のチャート】
※TradingView提供のチャート

↑木曜は良い水準にいましたが、再び下げに転じて、現在の価格は21日移動平均線(ピンク)にサポートされています。
【NASDAQのチャート】
※TradingView提供のチャート

↑2週間前は一番良かったNASDAQが、現在は主要な指数の中で、一番悪い位置に値があり、50日移動平均線(赤)を下回っています。来週持ち直すか観察したいと思います。
【ダウのチャート】
※TradingView提供のチャート

↑3指数の中では一番良い位置で推移しており、金曜に下げはしたものの、21日移動平均線(ピンク)より上で下げ止まっています。
10年債は下落傾向ですが、金曜の雇用統計/ミシガン大学消費者信頼感指数/トランプ関税などのニュースを経て、金曜に反発。来週も引き続き、注意深く見守る必要があります。
【米国10年債利回りのチャート】
※TradingView提供のチャート

↑週全体では下がっていますが金曜に反発⤴⤴
ファクトセット
ファクトセットによれば「S&P500の12カ月先PERは22.1倍で、5年平均19.8倍と10年平均の18.2を上回っている」とのことです。
また実績PERが28.4倍と高い値になっており、5年平均の24.3倍と10年平均の22.1倍を上回っていることから、米国株がお買い得ではないことは認識しておきたいと思います。
参考までに、ドットコムバブル時の天井とされる2020年3月は約27倍で、コロナ禍から復活したブル相場の天井である2021年12月は約24倍でした。
現時点、アナリストによれば今後12カ月後のボトムアップ目標価格は6888.77で、木曜日の終値である6083.57から+13.2%の数値となっています。
最後に目先注目している業種です。先週から変更なしです。
- 通信サービス「エンターテインメント」
- 通信サービス「ワイヤレス通信サービス」
- 一般消費財「ブロードライン・リテール」
- 公益「独立系発電・再生可能エネルギー」
- ヘルスケア「医薬品」
- エネルギー「石油・ガス貯蔵・輸送」
センチメント
AAIIセンチメントからは弱気に傾ていることを確認できます。
VIXやPut Call Ratioは、トランプ関税のニュースが出るたびに敏感に反応して上昇を確認しました(特に月曜&金曜)。
これらのデータから市場は弱気に傾いてはいるものの、強気や弱気にコロコロ変わる不安定な印象を受けます。ニュースやイベント次第でコロッと状況が一変しそうなので、緊張感をもって相場を観察する必要がありそうです。
- 「VIX」は、先週末の16.43から16.54となり少し上昇
- 「Put Call Ratio※」は、先週末の0.65から0.66となり僅かな上昇
- 「AAIIセンチメント」は、1/29から2/5ではベアリッシュが大きく上昇した分、ニュートラルとブリッシュが下がりました。
ブリッシュ(41.0%→33.3%) DOWN⇩
ニュートラル(25.0%→23.8%) DOWN⇩
ベアリッシュ(34.0%→42.9%) UP⇧
※ INVESTOR’S BUSINESS DAILYの値引用
【VIXのチャート】
※TradingView提供のチャート

経済指標
注目していた雇用統計は、ポジティブとネガティブが入り交じり、何とも言えない結果となりましたが、市場への影響は限定的だったと思います。
個人的にはISM製造業景況指数が、久しぶりに50を上回ったのが印象的でした。
ISM製造業景気指数
予想49.9に対し結果50.9というポジティブサプライズでした。50を久しぶりに上回り、製造業の景況感は良好であることが言えると思います。

ISM非製造業景気指数
50を上回っているので、サービス業の景況感は良好でありますが、予想54.2に対し52.8というネガティブな結果となりました。

新規失業保険申請件数
今週は219千件で、先週の207千件から少し増加しているものの、低い水準を維持できているので問題なしです。

失業率
ここからは雇用統計のデータです。予想の4.1%に対し、結果は4.0%となり、先月に続いて米国経済の強さが示されました。

非農業部門雇用者数
予想の172千人を下回る143千人という弱い結果となり、ネガティブサプライズでした。

平均時給
平均時給は、前月比で上振れするカタチとなり、1月の平均時給は17¢の伸びでした。賃金インフレは上昇傾向なので、来月も引き続き注意深く観察したいと思います。

決算
今週は13社チェックしました。
その中で特にPLTRとDOCSの決算は強かったです。
●パランティア(PLTR)
決算クリア +23.99%
’24/Q4
売上高: (予)$776M (結)$828M
EPS: (予)$0.11 (結)$0.14
’25/Q1ガイダンス
売上高: (予)$799M (結)$858~862M
’25通期ガイダンス
売上高: (予)$3.5B (結)$3.741~3.757B
=========================
●スポティファイ(SPOT)
決算ミス +13.24%
’24/Q4
売上高: (予)€4.19B (結)€4.24B
EPS: (予)€2.03(結)€1.76
’25/Q1ガイダンス
売上高: (予)€4.17B (結)€4.2B
=========================
●AMD(AMD)
決算クリア △6.27%
’24/Q4
売上高: (予)$7.53B (結)$7.66B
EPS: (予)$1.09 (結)$1.09
’25/Q1ガイダンス
売上高: (予)$6.99B (結)$6.80~7.40B
=========================
●アルファベット(GOOGL)
決算ミス △7.29%
’24/Q4
売上高: (予)$96.68B (結)$96.47B
EPS: (予)$2.13 (結)$2.15
=========================
●ウーバー(UBER)
決算クリア △7.56%
’24/Q4
売上高: (予)$11.76B (結)$11.96B
EPS: (予)$0.497 (結)$3.21
=========================
●ディズニー(DIS)
決算クリア △2.44%
’25/Q1
売上高: (予)$24.67B (結)$24.69B
EPS: (予)$1.45 (結)$1.76
=========================
●フォード(F)
決算クリア △7.49%
’24/Q4
売上高: (予)$42.8B (結)$48.2B
EPS: (予)$0.34 (結)$0.39
=========================
●アーム(ARM)
決算クリア △3.34%
’25/Q3
売上高: (予)$949M (結)$983M
EPS: (予)$0.34 (結)$0.39
’25/Q4ガイダンス
売上高: (予)$1.22B (結)$1.175~1.275B
EPS: (予)$0.52 (結)$0.48~0.56
’25通期ガイダンス
売上高: (予)$3.95B (結)$3.94~4.04B
EPS: (予)$1.56 (結)$1.56~1.64
=========================
●イーライリリィ(LLY)
決算クリア +3.35%
’24/Q4
売上高: (予)$13.43B (結)$13.53B
EPS: (予)$5.08 (結)$5.32
’25通期ガイダンス
売上高: (予)$58.91B (結)$58.0~61.0B
EPS: (予)$22.69 (結)$22.5~24.0
=========================
●アマゾン(AMZN)
決算ミス △4.05%
’24/Q4
売上高: (予)$187.31B (結)$187.79B
EPS: (予)$1.49 (結)$1.86
’25/Q1ガイダンス
売上高: (予)$158.56B (結)$151.0~155.5B
=========================
●クラウドフレア(NET)
決算ミス +17.76%
’24/Q4
売上高: (予)$452M (結)$460M
EPS: (予)$0.18 (結)$0.19
’25/Q1ガイダンス
売上高: (予)$472M (結)$468~469M
EPS: (予)$0.18 (結)$0.16
’25通期ガイダンス
売上高: (予)$2.10B (結)$2.09~2.094B
EPS: (予)$0.85 (結)$0.79~0.80
=========================
●アファーム(AFRM)
決算ミス +21.81%
’25/Q2
売上高: (予)$807.63M (結)$866M
EPS: (予)$-0.23 (結)$0.23
’25/Q3ガイダンス
売上高: (予)$773.18M (結)$755~785M
’25通期ガイダンス
売上高: (予)$3.11B (結)$3.13~3.19B
=========================
●ドクシミティ(DOCS)
決算クリア +35.99%
’25/Q3
売上高: (予)$152.8M (結)$168.6M
EPS: (予)$0.34 (結)$0.45
’25/Q4ガイダンス
売上高: (予)$2.44B (結)$2.475~2.625B
’25通期ガイダンス
売上高: (予)$540.01M (結)$564.6~565.6M
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2/10週の注目内容
関心のある経済指標
来週はCPIと小売売上高に注目です。
- 2/12(水) CPI
- 2/13(木) PPI
- 2/13(木) 新規失業保険申請件数
- 2/14(金) 小売売上高
- 2/14(金) 鉱工業生産指数
関心のある決算
来週は26社に注目します。
特に黄色が気になる銘柄です。
- 2/10(月)プレ マクドナルド(MCD)
- 2/10(月)プレ マンデードットコム(MNDY)
- 2/10(月)アフター アステララボ(ALAB)
- 2/10(月)アフター バーテックス(VRTX)
- 2/11(火)プレ ショピファイ(SHOP)
- 2/11(火)プレ コカ・コーラ(KO)
- 2/11(火)プレ マリオット(MAR)
- 2/11(火)アフター ドアダッシュ(DASH)
- 2/12(水)プレ バーティブ(VRT)
- 2/12(水)プレ バリック(GOLD)
- 2/12(水)アフター レディット(RDDT)
- 2/12(水)アフター アップラビン(APP)
- 2/12(水)アフター ロビンフッド(HOOD)
- 2/12(水)アフター シスコシステムズ(CSCO)
- 2/13(木)プレ データドッグ(DDOG)
- 2/13(木)プレ サイバーアーク(CYBR)
- 2/13(木)プレ ディアー(DE)
- 2/13(木)プレ クロックス(CROX)
- 2/13(木)プレ ハウメットエアロスペース(HWM)
- 2/13(木)アフター コインベース(COIN)
- 2/13(木)アフター トゥイリオ(TWLO)
- 2/13(木)アフター ドラフトキングス(DKNG)
- 2/13(木)アフター パロアルトネットワークス(PANW)
- 2/13(木)アフター ロク(ROKU)
- 2/13(木)アフター ウィンリゾーツ(WYNN)
- 2/14(金)プレ モデルナ(MRNA)
注目銘柄
以下、注目銘柄で黄色は保有中の銘柄です。
- ロイヤルカリビアン/RCL
- ドアダッシュ/DASH
- ビオン/VEON
- グローバルイー オンライン/GLBE
- アングロゴールド アシャンティ/AU
- ドクシミティ/DOCS
- サムサラ/IOT
- アップラビン/APP
- ギット ラブ/GTLB
- レディット/RDDT
- ハーモニーゴールド/HMY
【AUのチャート】
※TradingView提供のチャート

↑ダブルボトムの抵抗線であった31.46をブレイクアウトしたので、そこを起点に新規でポジションをたてました。
来週も決算&経済指標ともに重要イベントが続きますが、いつもとスタンスは変わらずリスク管理を徹底して相場に臨みたいと思います。
それでは、また来週!!👋
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