こんにちは、Saabです。今週の振り返りと来週のトピックです。
(↓)まず要点です。
- S&P500とダウは史上最高値更新
- センチメントは弱気に傾いてもいい水準と推測
- 消費者信頼感指数はネガティブ
- PCEはインフレ率の更なる低下を確認
- 来週は雇用統計に注目
それでは順に詳細をみていきます。
9/23週の振り返り
米国市場
今週の主要な株価指数は小幅上昇でした。
1週間でS&P500+0.62%/NASDAQ+0.95%/ダウ+0.59% となり、S&P500とダウは先週に続き史上最高値を更新しました。
経済指標は消費者信頼感指数がネガティブな数字、PCEはインフレ率低下を確認しました。
センチメントは弱気に傾いていきそうな気配を感じています。
センチメント
以下3つの指標からセンチメントは、ニュートラルな印象ですが、特にPut Call Ratioの値が低いので、来週は弱気に傾かないか警戒心をもって相場に臨みます。
- 「VIX」は、先週末の16.16から16.96となり、週末にかけて上昇
- 「Put Call Ratio※」は、先週末の0.74から0.61へと下がり、昨年の12月と同じくらいの水準となったので目先は嫌な予感がしています。
- 「AAIIセンチメント」は、9/18から9/25ではブリッシュ&ベアリッシュが低下した分、ニュートラルが上昇しました。
ブリッシュ(50.8%→49.6%) DOWN⇩
ニュートラル(22.8%→26.7%) UP⇧
ベアリッシュ(26.4%→23.7%) DOWN⇩
※ INVESTOR’S BUSINESS DAILYの値引用
経済指標
PCEでインフレ率の更なる低下を確認できたのはいいですが、消費者信頼感指数にネガティブな数字が入ってきたのが気になります。来週末に発表される雇用統計を特に注視したいと思います。
S&Pケースシラー住宅価格(20都市)
前年比5.92%(335.64→335.77)で前回の6.53%と比較して低下は見られますが、下のグラフにあるように高い水準にあり、変調が見られないので問題なしです。
コンファレンスボード消費者信頼感指数
今回発表された数値は、98.7で100を下回ったので、消費者が経済に対して悲観的であることが言えます。また前回の103.3(修正値105.6)よりも下がっているのは悪い傾向です。
実質GDP(前期比年率) (確報)
3.0%(予想2.9%)とプラス圏を維持できているので問題なしです。
新規失業保険申請件数
今週は218千件となり、先週の219千件と比べて大きな変化はなしです。下のグラフのように、低い水準を維持しているので問題なしです。ちなみに予想は222千件でした。
PCEデフレータ(前年比)
総合は0.1%予想を下回り、コアは予想と一致する結果となりました。今回の発表でインフレ率の更なる低下が確認できたのは良い傾向です。
決算
決算のサマリー&補足は以下のとおりです。
- KBHは、決算ミスし翌日△5.35%
- CTASは、ガイダンスミスしたものの+1.15%
- MUは、決算クリアし翌日+14.73%
- ACNは、決算クリアし+5.57%
- COSTは、決算ミスし翌日△1.75%
9/30週の注目内容
関心のある経済指標
来週注目の経済指標ですが、黄色ラインの指標が特に関心度高めです。
- ISM製造業景気指数、10/1(火)
- 新規失業保険申請件数、10/3(木)
- ISM非製造業景気指数、10/3(木)
- 雇用統計、10/4(金)
関心のある決算
以下、来週の決算で注目する銘柄です。
- カーニバル(CCL)、9/30(月)プレ
- ナイキ(NKE)、10/1(火)アフター
来週の最大のトピックは雇用統計ですね!
それでは、また次週👋
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