【米国市場:9/9週】今週の振り返り & 来週のトピック

投資関連

こんにちは、Saabです。今週の振り返りと来週のトピックです。

   ※9/2週分はこちら

(↓)まず要点です。

  • 主要株価指数は、先週の下げ分を概ね取り戻した
  • センチメントはニュートラルの印象
  • CPIとPPIは、特に異常なし
  • ORCLは決算クリアし、上場来の新高値
  • 来週は、小売売上高とFRB政策金利に注目
  • 金曜は、トリプルウィッチング

それでは順に詳細をみていきます。

9/9週の振り返り

米国市場

今週の主要な株価指数は、先週の下げ分を概ね取り戻すカタチとなりました。

1週間でS&P500+4.02%/NASDAQ+5.95%/ダウ+2.59% となりました。経済指標は大きなサプライズはなく、市場には悪い方向に働かなかったと思います。

ファクトセットによれば「S&P500の12カ月先PERは20.9倍で、5年平均19.4倍、10年平均18.0倍を上回っている」とのことです。

センチメント

以下3つの指標からセンチメントは、ニュートラルな印象を受けます。

  • 「VIX」は、先週末の22.37から16.56となり、一週間を通してジリジリと下がってきて良い傾向
  • 「5-day average put/call ratio」は、先週末の0.81から0.79
  • 「AAIIセンチメント」は、先週に引き続き9/4から9/11では、ブリッシュが低下した分、ベアリッシュが上昇しており、全体的に平均の割合に近づいてきた

  ブリッシュ(45.3%→39.8%) DOWN⇩
  ニュートラル(29.8%→29.3%) DOWN⇩ 
  ベアリッシュ(24.9%→31.0%) UP⇧

※ Fear & Greed Indexより引用、比率が 1 を超えると弱気サイン。

経済指標

消費者物価指数(CPI)

総合は予想2.6%に対し結果は2.5%、コアは予想と結果が一致で3.2%となりました。前月比のコアは、予想0.2%に対し、結果0.3%と上振れしていますが、前年比の大まかな動きの方が大事だと思いますのであまり気にしていません。

生産者物価指数(PPI)

総合は先月の2.2%から1.7%に低下。コアは先月の2.4%と一致しました。CPIと同じく前月比のコアは、予想0.2%に対し、結果0.3%と上振れしています。CPIに比べ重要度は低いですが、全体的に良い水準にあると思います。

新規失業保険申請件数

今週は230千件となり、先週の227千件と比べて大きな変化は見られず、低い水準を維持しているので、問題なしです。

決算

決算のサマリー&補足は以下のとおりです。

  • ORCLは、決算クリアし翌日+11.44%上場来の新高値
  • ADBEは、決算ミスで翌日△8.47%

9/16週の注目内容

関心のある経済指標

以下、来週注目の経済指標です。重要な指標が複数ありますが、その中でも小売売上高とFRB政策金利は、要チェックです。
CME FedWatchツールでは9/14時点では0.25%利下げと0.50%利下げが50:50になっている

  • 小売売上高、9/17(火)
  • 鉱工業生産指数、9/17(火)
  • 住宅建設許可件数、9/18(水)
  • FRB政策金利、9/18(水)
  • 新規失業保険申請件数、9/19(木)

関心のある決算

以下、来週の決算で注目する銘柄です。

  • ゼネラル・ミルズ(GIS)、9/18(水)プレ
  • レナー(LEN)、9/19(木)アフター

来週の目玉は、小売売上高とFRB政策金利です。ちなみに9/20(金)は、トリプルウィッチングなので、相場が大きく動く可能性ありです。


それでは、また次週👋

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