【米国株】注目銘柄 2024/9/9

投資関連

現在注目している銘柄を5つ紹介します。

GE エアロスペース(GE)

1銘柄目は、GEエアロスペースです。

資本財・サービスセクターに属する銘柄で、業種は航空宇宙です。

同社は、ゼネラル・エレクトリックの航空機エンジン事業を中核とする企業で、今年分社化が完了して独立しました。事業内容は、商業用および軍用航空機向けのエンジン、サービス、システムを提供しています。

直近では、航空機とエンジンのスペア部品への高い需要に支えられていて、複数の航空会社とエンジン供給契約を締結しています。

2024年Q2の決算では、エンジンの生産量は、サプライチェーンの制約で前四半期比20%減となっているものの、受注/営業利益/フリーキャッシュフローでは2桁成長を達成しています。

サプライチェーンの制約については、独自のリーン・オペレーション・モデルであるFLIGHT DECKを利用することで生産効率の改善を図っています。第3四半期に向けては、この問題を更に改善して、エンジンの納入台数を増やす計画です。

カンファレンスコールでは今後の見通しは、営業利益ガイダンスを引き上げ、フリー・キャッシュ・フローの成長とともに更なる業績改善を予測しています。

株価は、年初来で58.40%上昇しており、4カ月ほどレンジを形成して8月末にレンジを抜けましたが、9月2週にまたレンジの中へ戻ってきています。

チャートの値動きは、最近ボラが大きいですが、全体的に穏やかな印象でヒタヒタ上昇する感じが個人的に好みです。

イーライ リリィ(LLY)

2銘柄目は、イーライ リリィです。

ヘルスケアセクターに属する銘柄で、業種は製薬です。

イーライ リリィは、糖尿病治療薬や抗がん剤など多岐にわたる医薬品を開発・販売しており、最近はマンジャロ(2型糖尿病の治療薬)とゼップバウンド(肥満症治療薬)の販売量が業績を押し上げています。

個人的には2024年の決算でのEPS成長率が印象的で、Q1はYoYで59.26%Q2はYoYで85.78%と成長が加速している点に好感がもてます。今後も新薬の承認や製造拡大計画の進行で業績が良くなると思うので、Q3の決算にも期待です。

また2024年の通期では、売上高の見通しが454億ドルから466億ドルに引き上げられており、下半期の業績も順調に推移すると予想されています。

株価に目を向けますと、直近の好決算(赤矢印)で出来高増加に伴い株価が上昇しており、年初来で+54.86%となっています。

9月2週では、残念ながら上値抵抗線で跳ね返されていますが、上場来の新高値をとるのも時間の問題かと思います。

↓ LLYは以下の記事でふれたとおり保有中
※2024年8月の運用実績

オン ホールディング(ONON)

3銘柄目は、オン ホールディングです。

一般消費財セクターに属する銘柄で、業種は靴・履物です。

同社は、スイスに拠点を置くランニングシューズやスポーツウェアなどを取り扱っている企業で、独自のクッション技術「CloudTec」が採用されているシューズがポピュラーです。

オンは現在、製品開発とマーケティングに投資を行っており、ブランド認知度を高めています。製品では新製品の投入や製造効率を向上させる「LightSpray技術」の導入が行われています。マーケティングではニューヨークや香港に新たな店舗を開設して、グローバル展開を推進しています。

直近の決算ではEPSにミスがあったものの、EMEA地域、アメリカ地域、APEC地域での売上は、それぞれ前年比21.8%、24.8%、73.7%の増加を記録しています。2024年通期の売上高成長率のガイダンスは+30%が堅持されています。

株価は、年初来で+66.94%です。下のチャートで示すとおり、ダブルボトムを形成して矢印部分で出来高を伴いながらネックライン(点線)を抜けています。

9月2週で大きく下げていますが、まだアップサイドはあると思います。

フェラーリ(RACE)

4銘柄目は、フェラーリです。

一般消費財セクターに属する銘柄で、業種は自動車製造です。同社は、イタリアに拠点を置き、言わずと知れた高性能スポーツカーとレーシングカーを製造しているメーカーです。

直近の決算では、パーソナライゼーションの需要が好調で、2024年のガイダンスを上方修正しました。

モルガン・スタンレーは、以下の理由で株価が更に上昇すると見ています。
中国市場への低い依存度
→売上に占める割合は7%未満で経済リスクを回避している
強力なブランドロイヤルティ
→高いリピーター率が安定した収益を支えている
安定した収益力

→景気後退期にもキャッシュを安定的に生み出せる
価格決定力の高さ
→平均販売価格が上昇傾向でEVは更に高価格で販売

株価は、年初来で+39.08%です。下のチャートのとおり、4.5カ月ほどレンジを形成した後、8月14日に出来高を伴ってブレイクアウトしています。

ブレイクアウトしてから上場来の新高値をつけた後に9月2週で下落していますが、レンジよりもまだ上で推移しているため現時点は心配してません。

↓ RACEは以下の記事でふれたとおり保有中
※2024年8月の運用実績

ウォルマート インク(WMT)

5銘柄目は、ウォルマートです。

生活必需品セクターに属する銘柄で、業種は小売です。

同社は、世界最大級の小売企業で、スーパーマーケットやディスカウントストアなど複数のフォーマットの店舗を展開しており、日用品/食品/衣料品/家電製品など多岐にわたる商品を提供しています。またeコマース事業も強化しており、オンライン販売も展開しています。

直近の2025年Q2の決算では、eコマースの売上や会員数、広告収入のいずれも20%以上増加しているのは好感がもてます。また顧客体験向上のため、商品カタログの改善やオンライン注文の効率化、新しいショッピングアシスタントにAIを活用している点は印象的でした。

株価は、年初来で+45.84%です。下のチャートからもわかるように、決算内容が好感されて出来高を伴いながら株価が上昇して上場来の最高値をとりました。

9月2週で米国市場全体が下げているのに対し、0.29%とプラスを維持しているのに好印象ですし、9/6時点の持ち株では一番パフォーマンスが良いですw

↓ WMTは以下の記事でふれたとおり保有中
※2024年8月の運用実績

今回は5つ紹介しましたが追加等があれば投稿します。それではまた👋

コメント

タイトルとURLをコピーしました