こんにちは、Saabです。今週の振り返りと来週のトピックです。
(↓)まず要点です。
- 主要指数は1週間で横ばい~1.5%程度の上昇
- NASDAQのみディストリビューションデイは1回増加
- S&P500の12カ月先PERは22.2倍で平均に対して割高感あり
- センチメントは強気ですが、どこで転換するか引き続き注視
- 経済指標にネガティブ材料なし
- NFLX好決算にも関わらず株価下落
- 来週の決算は40社チェック予定
- 来週は米中貿易動向や主要国との合意、米企業決算&経済指標に注目
それでは順に詳細をみていきます。
7/14週の振り返り
米国市場
月曜はEU・メキシコへの関税発表に対して、交渉期待が下支えとなり、主要指数は小幅上昇しました。
火曜は大手銀行決算がまちまちで、先行き不透明感が続く中、投資家は慎重姿勢を維持し、指数もまちまちの動きでした。
水曜はパウエル議長解任の件で、下落をみせたものの、トランプが否定したことで反発し、終値では小幅上昇。木曜も経済指標のポジティブな結果を背景に上昇を継続。
金曜はトランプのEU関税案が懸念材料な一方、経済指標のポジティブな結果を踏まえて、ほぼ横ばいで終了しました。
その結果、1週間ではNASDAQが比較的大きく上昇したものの、それ以外はまちまちの結果でした。
- S&P500 +0.59%
- NASDAQ +1.51%
- ダウ -0.07%
- ラッセル2000 +0.23%
【S&P500のチャート】
※TradingView提供のチャート

↑今週は一瞬10日移動平均線(緑)を下回りましたが、週半ばで反発し、最終的には全ての移動平均線を上回った状態で推移しています。
ちなみにディストリビューションデイは、S&P500で3回、NASDAQで3回となりました。先週からNASDAQのみ1回カウント数が増えました。来週もこれらの変動に注意を払っていきます。
※各セクター&カントリーETFは以下参照
リンク
ファクトセット
S&P500の12カ月先PERは22.2倍で、5年平均19.9倍と10年平均の18.4倍を上回っています。
また、実績PERは現在27.6倍となっており、5年平均の25.0倍と10年平均の22.5倍を上回っています。
参考までに、ドットコムバブル時の天井とされる2020年3月の実績PERは約27倍で、コロナ禍から復活したブル相場の天井である2021年12月は約24倍でした。
センチメント
VIX/Put Call Ratio/AAIIセンチメントからもわかるように強気に傾いている状態が継続されています。VIXやPut Call Ratioからもわかるように低い水準となっているので目先は警戒要は継続です。
- 「VIX」は、先週末の16.39から16.41となり横ばい。
- 「Put Call Ratio※」は、先週末の0.64から0.66となりこちらも横ばい。
- 「AAIIセンチメント」はBullishをBearishを上回る状態が3週間連続となりました。
※ INVESTOR’S BUSINESS DAILYの値引用
【VIXのチャート】
※TradingView提供のチャート

↑変動があったものの終値では横ばいとなりました。

↑先週からBullishが減少したものの、Bearishより上回った水準を維持しています。
Bullish 41.4% → 39.3%
Neutral 23.0% → 21.8%
Bearish 35.6% → 39.0%
経済指標
全体的にポジティブサプライズでしたが、高金利維持の影響を受けてか住宅関連指標の件数は下方向なので、引き続き注目したいと思います。
米・CPI
総合は2.7%(前月2.4%)で、2か月連続上昇、予想通りの結果。
コアは2.9%で、予想3%よりも下回りポジティブサプライズ。

価格動向
・上昇:食品(3%)、交通サービス(3.4%)、中古車(2.8%)
・低下:エネルギー(-0.8%)、ガソリン(-8.3%)、燃料油(-4.7%)
・高止まり:天然ガス(14.2%)
他分野
・住居(3.8%)・新車(0.2%)はわずかに減速
米・PPI
総合は前年比2.3%(9カ月ぶり低水準)、コアは横ばいで前年比2.6%に減速(前月は3.2%)しました。

商品価格:0.3%上昇(通信機器などが牽引)
サービス価格:0.1%減少(旅行宿泊費が4.1%急落)
米・鉱工業生産指数
前月比で0.3%上昇し、予想0.1%を上回りポジティブサプライズとなりました。

製造業:0.1%増(予想を小幅上回る)
ユーティリティ:2.8%増(電力減を他で補う)
鉱業:0.3%減少
稼働率:77.6%(長期平均より低い)
Q2全体:年率1.1%成長
米・小売売上高
総合は前月比+0.6%で予想(+0.1%)を上回り、ポジティブサプライズとなりました。コアはGDP計算用売上+0.5%で予想(+0.3%)を上回り、こちらもポジティブサプライズでした。

主な増加分野
その他小売(+1.8%)、自動車(+1.2%)、建材・衣類(各+0.9%)
他の増加分野
飲食サービス、食料品、個人用品など
減少・横ばい
ガソリン横ばい、家具・家電は-0.1%
米・新規失業保険申請件数
221,000件で前週比7,000減となり、予想を下回ったのでポジティブサプライズでした。

継続申請件数
1,956,000件(ほぼ横ばい、予想より低い)
労働市場
強さを維持も、雇用ペースは緩やかに鈍化
政府職員の申請
7週ぶりの高水準に増加
米・住宅建築許可件数(速報)
季節調整済み年率139.7万戸、前月比+0.2%、予想139.2万戸を上回りポジティブサプライズとなりました。

集合住宅(5戸以上):+8.1%の47.8万戸
一戸建て許可:-3.7%の86.6万戸
地域別動向:南部 +4.4%、中西部 横ばい、北東部 -11.4%、西部 -5.1%
米・住宅着工件数
前月比+4.6%となり年率132.1万戸で、予想130万戸を上回り、ポジティブサプライズとなりました。

集合住宅(5戸以上):+30.6%の41.4万戸
一戸建て住宅:-4.6%の88.3万戸
米・ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)
7月は61.8に上昇し、5か月ぶりの高水準を記録し、予想の61.5を上回りポジティブサプライズでした。

状況・期待指数
現状66.8(前月64.8)、期待58.6(前月58.1)
景気認識
短期ビジネス状況は+8%、個人財政見通しは-4%
インフレ期待
1年後は4.4%、長期は3.6%へ低下(2月以来の低水準)
決算
今週は21社チェックしました。
NFLX好決算にも関わらず株価下落。
・10%以上値上がりした銘柄
➡なし
・10%以上値下がりした銘柄
➡なし
7/21週の注目内容
関心のある経済指標&イベント
来週は以下の経済指標に注目です。
- 7/24(木) 米・住宅建築許可件数(確報)
- 7/24(木) 欧・ユーロ圏製造業PMI(速報値)
- 7/24(木) 欧・ユーロ圏サービス業PMI(速報値)
- 7/24(木) ECB政策金利
- 7/24(木) 米・新規失業保険申請件数
関心のある決算
来週は39社チェック予定です。
- 7/21(月)プレ ベライゾン(VZ)
- 7/21(月)プレ ドミノピザ(DPZ)
- 7/21(月)プレ ライアンエアー(RYAAY)
- 7/22(火)プレ ロッキードマーチン(LMT)
- 7/22(火)プレ コカ・コーラ(KO)
- 7/22(火)プレ フィリップモリス(PM)
- 7/22(火)プレ DRホートン(DHI)
- 7/22(火)プレ ゼネラルモーターズ(GM)
- 7/22(火)プレ RTX(RTX)
- 7/22(火)プレ ダナハー(DHR)
- 7/22(火)プレ ノースロップグラマン(NOC)
- /22(火)アフター イントゥイティブサージカル(ISRG)
- /22(火)アフター SAP(SAP)
- /22(火)アフター エンフェーズエナジー(ENPH)
- /22(火)アフター キャピタルワン(COF)
- /22(火)アフター EQT(EQT)
- 7/23(水)プレ GEベルノバ(GEV)
- 7/23(水)プレ ボストン サイエンティフィック(BSX)
- 7/23(水)プレ フリーポートマックモラン(FCX)
- 7/23(水)プレ アンフェノール(APH)
- 7/23(水)プレ AT&T(T)
- 7/23(水)プレ ゼネラルダイナミクス(GD)
- 7/23(水)アフター テスラ(TSLA)
- 7/23(水)アフター アルファベット(GOOGL)
- 7/23(水)アフター サービスナウ(NOW)
- 7/23(水)アフター IBM(IBM)
- 7/23(水)アフター チポトレメキシカングリル(CMG)
- 7/23(水)アフター アラスカ航空(ALK)
- 7/23(水)アフター オライリー・アートモーティブ(ORLY)
- 7/24(木)プレ アメリカン航空(AAL)
- 7/24(木)プレ ノキア(NOK)
- 7/24(木)プレ ダウ(DOW)
- 7/24(木)プレ サウスウェスト航空(LUV)
- 7/24(木)プレ ユニオン・パシフィック(UNP)
- 7/24(木)プレ ナスダック(NDAQ)
- 7/24(木)プレ ハネウェル(HON)
- 7/24(木)アフター インテル(INTC)
- 7/24(木)アフター ニューモント(NEM)
- 7/24(木)アフター デッカーズ・アウトドア(DECK)
- 7/24(木)アフター ボイドゲーミング(BYD)
来週は米中貿易動向や主要国との合意、米企業決算、米経済指標に注目です。
それでは、また来週👋
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