こんにちは、Saabです。今週の振り返りと来週のトピックです。
(↓)まず要点です。
- 主要な株価指数は全てマイナス
- 指数でNASDAQが強さを示す
- サンタクロースラリーは失敗
- 引き続き10年債利回りに注意が必要
- 来週は雇用統計と1月の最初の5日間に注目
- 企業ではDALの決算とTSMの売上高に注目
それでは順に詳細をみていきます。
12/30週の振り返り
米国市場
淡い期待をしていたサンタクロースラリーは失敗に終わりました。
1週間の各指数のパフォーマンスは、S&P500 △0.48%/NASDAQ △0.51%/ダウ △0.61% となり、主要な株価指数は全てマイナスで終わりました。
これら3指数とも先週金曜から4連敗していたので、1/3(金)にリバウンドして終止符を一旦打てたことは歓迎すべき内容だったと思います。
1/3時点では、NASDAQが強いサポートを得ており、21日指数移動平均線と50日移動平均線を上回っています。
S&P500とダウについては50日移動平均線までは回復ができておらず、NASDAQに出遅れている状態です。特にダウの弱さが目立ちます。
株式と逆相関にある長期金利(10年債利回り)は4.5~4.6%あたりで高止まりを続けており、来週も引き続き注意が必要です。
ファクトセットによれば「S&P500の12カ月先PERは21.4倍で、5年平均19.7倍を上回っている」とのことです。
センチメント
各指標の終値をみれば大きな変化ないですが、今週1週間では特にVIXの上下動が目につきました。現在のセンチメントは良い感じに過熱感は薄れていると感じますが、来週の経済指標で大きく景色が変わる恐れがあるので引き続きウォッチしていきます。
- 「VIX」は、先週末の15.95から16.13まで上がりました。
- 「Put Call Ratio※」は、先週末の0.70から0.75となり先週から上がりました。
- 「AAIIセンチメント」は、12/25から1/1ではブリッシュが下がった分、ニュートラルとベアリッシュが上昇しました。
ブリッシュ(37.8%→35.4%) DOWN⇩
ニュートラル(28.0%→30.4%) UP⇧
ベアリッシュ(34.1%→34.2%) UP⇧
※ INVESTOR’S BUSINESS DAILYの値引用
経済指標
今週3つ確認しましたが特に問題なしです。
S&Pケースシラー住宅価格(20都市)
前年比4.22%(319.46→332.94)で前回の4.61%と比較して低下は見られますが、下のグラフにあるように高水準にあり、変調が見られないので問題なしです。
ちなみに予想は4.11%でポジティブサプライズでした。
新規失業保険申請件数
今週は211千件で、先週の219千件とほぼ同じでした。下のグラフの通り、低い水準を維持できているので問題なしです。
また予想の221千件を下回りポジティブな結果だと思います。
ISM製造業景気指数
予想48.2に対し結果49.3というポジティブサプライズでした。50を下回っているものの、製造業の景況感は先月に続き、改善傾向を示しています。
決算
今週はありません。
1/6週の注目内容
関心のある経済指標
来週は「1月の最初の5日間」「雇用統計」に注目です。
- 1/8(水) ISM非製造業景気指数
- 1/8(水) 「1月の最初の5日間」最終日
- 1/9(木) 新規失業保険申請件数
- 1/10(金) 雇用統計
関心のある決算&イベント
来週は以下2つに注目します。
DAL(デルタ航空)の決算は、UALの同業他社がどれくらいの業績を出しているか確認のためです。またTSM(台湾セミコンダクター)については、現在保有銘柄のためです。
- 1/10(金)プレ DAL 決算
- 1/10(金) TSM 12月の売上高発表
※DAL 決算プレビュー(1/5時点)
’24Q4 売上高:$14.1B、EPS:$1.76
’24通期 売上高:$56.7B、EPS:$6.11
’25Q1 売上高:$13.2B、EPS:$0.77
注目銘柄
以下、直近でチャートや業績で注目している銘柄です。黄色は現在の保有銘柄です。
- ジーンDxホールディングス/WGS
- 台湾セミコンダクター/TSM
- ユナイテッド エアライン/UAL
- メイクマイトリップ/MMYT
- GEベルノバ/GEV
- エヌビディア/NVDA
- クレド テクノロジー/CRDO
- アンテロ リソーシズ/AR
- アルジェン/ARGX
- ビストラ/VST
- セムテック/SMTC
それでは、また来週👋
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