【2026年1月12日週:米国以外の株式市場動向】

注目トピック

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カナダ(TSX総合指数)

今週は、金・原油などコモディティ価格の強さが相場全体(アグニコ・イーグル, バリック, ウィートン・プレシャス・メタルズ, フランコ・ネバダなど)を押し上げ、TSXは連日で史上最高値を更新しました。

一方で、テクノロジー株(コンステレーション・ソフトウェア, Shopify)は利益確定や成長懸念から調整が続き、金融・資源主導の相場構成が鮮明となりました。

今後は、商品市況、米金融政策の不透明感、対中貿易動向が引き続き市場の方向性を左右する見通しです。

【TSX総合指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【TSX総合指数の週足チャート】 

↑週間+1.31%。年初来+3.85%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

ブラジル(Bovespa指数)

今週は、資源株高(Petrobras, Vale)と政治的安定期待が上昇要因となる一方、想定以上に強い経済指標が利下げ期待を後退させ、金融株(ブラデスコ, バンコ・ド・ブラジル, サンタンデールなど)を中心に変動が拡大しました。

指数は史上最高値圏を維持したものの、今後は中央銀行の金融政策スタンスと金利見通しが相場の方向性を左右する重要な焦点となっています。

【Bovespa指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【Bovespa指数の週足チャート】 

↑週間+0.88%。年初来+2.28%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

欧州(STOXX50,STOXX600)

週を通じて米インフレ鈍化とAI投資期待を追い風に史上最高値圏を更新しました。

テクノロジー・半導体(ASML, ASMなど)が相場を主導する一方、高級消費(LVMH, エルメス, フェラーリ)や一部医薬品には調整が見られました。

地政学リスクやエネルギーコスト上昇への警戒は残るものの、マクロ環境改善と企業業績への期待が優勢で、基調は引き続き強いと評価できます。

【STOXX50の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【STOXX50の週足チャート】 

↑週間+0.53%。年初来+4.21%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

【STOXX600の週足チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【STOXX600の週足チャート】 

↑週間+0.77%。年初来+3.73%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

ドイツ(DAX指数)

ヘルスケア(Fresenius Medical Care, Fresenius)やAI関連(Siemens Energy)が相場を支え、記録的高値圏を維持しました。

一方、自動車や一部大型株(BMW, VW, メルセデス, Fresenius Medical Care, Heidelberg Materials)は業績懸念や利益確定で株価は調整しました。

米インフレ鈍化期待と独景気回復の兆しが追い風となる一方、地政学リスクが上値を抑える構図が鮮明となりました。今後、金融政策の方向性と国際政治動向が相場の持続性を左右する見通しです。

【DAX指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【DAX指数の週足チャート】 

↑週間+0.14%。年初来+3.26%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

フランス(CAC40指数)

CAC40は記録高からの調整局面に入り、高級品・消費関連(LVMH, Kering, Hermèsなど)の利益確金融・政治不安が重しとなりました。

米インフレ鈍化やエネルギー・航空宇宙の底堅さ(Thales, Airbus, Safran)は下支えとなりましたが、新たな上昇材料は限定的でした。

短期はボラティリティ高止まり、セクター選別(防衛・エネルギー>消費裁量)が続く展開が示唆されています。

【CAC40指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【CAC40指数の週足チャート】 

↑週間-1.23%。年初来+1.62%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

イタリア(Milano Italia Borsa指数)

今週は記録高水準でのもみ合いとなり、FRB独立性や地政学リスクを背景に方向感を欠きました。

週前半は利益確定と景気敏感株安が重しとなった一方、エネルギー・公益・防衛など防御的セクタ(Enel, Terna, Italgas, A2Aなど)が下支えとして機能。

後半は半導体と金融の一時的な回復(Prysmian, STMicroelectronics, Unicredit, Banco BPM)で持ち直しましたが、銀行株の不透明感(Monte dei Paschi、Mediobanca、Intesa Sanpaolo)が上値を抑えました。

短期的には外部要因に左右されやすい中でセクター間のローテーションが続く展開が示唆されます。

【Milano Italia Borsa指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【Milano Italia Borsa指数の週足チャート】 

↑週間+0.18%。年初来+1.78%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

イギリス(UK100指数)

今週は金属()・資源価格の上昇と英景気指標の改善を背景に、週前半から連続して最高値を更新しました。

上昇は主に鉱業株と金融株(Fresnillo, Endeavour, Glencore, Rio Tinto, Anglo American, HSBC, NatWest, Barclays)が牽引した一方、消費関連や一部内需には弱さが残っている状況です。

週末は資源価格の調整で反落したものの、全体としては資源主導の強い地合いが継続しており、選別色の強い相場展開となっている。

【UK100指数の週足チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【UK100指数の週足チャート】 

↑週間+1.09%。年初来+3.06%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

インド(BSEセンセックス指数)

週前半は米印貿易期待で反発したものの、外国資金流出、地政学リスク、原油高が重なり中盤は下落しました。

金曜はIT・銀行の好決算(インフォシス, HCLテクノロジー, TCS, HDFC銀行, Bajaj Finance)が下支えとなり持ち直しましたが、全体として外部環境の不確実性と企業業績の選別的な強さが拮抗し、指数は方向感に欠ける展開でした。

【BSEセンセックスの週足チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【BSEセンセックスの週足チャート】 

↑週間-0.01%。年初来-1.98%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

中国(上海総合指数,深セン総合指数)

今週は、週初にAI・商業宇宙(BlueFocus Intelligent, Zhongji Innolight, East Money Information)という成長テーマと政策期待で急騰した後、過熱抑制の証拠金規制強化を受けて下落しました。

短期的にはボラティリティが高まったものの、金融緩和余地や成長分野への構造的期待は維持されており、指数全体は下落、テーマ株は選別という流れが鮮明になった週といえます。

【上海総合指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【上海総合指数の週足チャート】 

↑週間-0.45%。年初来+2.88%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

【深セン総合指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【深セン総合指数の週足チャート】 

↑週間+1.14%。年初来+4.75%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

日本(日経平均、TOPIX)

週前半は、解散総選挙観測と積極財政期待、円安を背景に急伸し、史上最高値を更新しました。

後半は米国のテック規制や日銀会合への警戒、円高で調整したものの、週間では約4%の大幅高を記録しました。

全体として、政治・金融政策期待が相場を押し上げる一方、外部要因に敏感な不安定さも併存する局面といえます。

【日経平均の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【日経平均の週足チャート】 

↑週間+3.84%。年初来+5.74%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

【TOPIXの週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【TOPIXの週足チャート】 

↑週間+4.11%。年初来+6.09%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

韓国(KOSPI総合指数)

今週は、半導体・自動車・防衛・造船といった主力輸出産業(サムスン電子, SKハイニックス, 現代自動車, 起亜自動車, LIG Nex1, hd現代重工業, サムスン重工業など)を中心に連日の史上最高値を更新しました。

政府の産業支援策、金融政策の安定、米国株高や世界的なAI・半導体需要の追い風が強力な支援材料として機能しました。

一方で、米国の通商政策や為替・インフレといった外部リスクへの警戒も残りますが、総じて強気相場が明確に継続している局面といえます。

【KOSPI総合指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【KOSPI総合指数の週足チャート】 

↑週間+5.55%。年初来+14.59%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

香港(香港ハンセン指数)

週前半はテクノロジー株主導(Meituan, JD Health, Xiaomi, Tencent, 農福泉, 快手科技)で力強く上昇し、デフレ懸念の後退や政策支援期待が相場を押し上げました。

中盤以降は信用取引規制強化や重要経済指標待ちによる調整が入り、後半は下落したものの、PBoCの緩和姿勢が下支えとなり週間ではプラスを維持しました。

総じて、政策期待と規制警戒が交錯する中で高値圏を固める週でした。

【香港ハンセン指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【香港ハンセン指数の週足チャート】 

↑週間+2.34%。年初来+4.38%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

オーストラリア(ASX200指数)

週を通じて米国株高と資源株主導の上昇が続き、鉱業・金融セクター(BHP, リオ・ティント, ニューモント, ノーザン・スター・リソーシーズ, CBA, Westpac, NAB, ANZ)が相場を牽引しました。

インフレ高止まりによる金融引き締め懸念は残るものの、中国需要や地政学リスクを背景としたコモディティ高、銀行の収益期待(コモンウェルス銀行, ウエストパック, nab, anzグループ)が支援材料となりました。

結果として指数は2カ月ぶり高値圏を回復し、週間でも力強い上昇となりました。

【ASX200指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【S&P ASX200指数の週足チャート】 

↑週間+2.13%。年初来+2.18%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

ニュージーランド(NZX50指数)

週前半は米金融政策への不透明感と中国指標待ちで軟調、週後半は中国期待と国内指標改善で持ち直す展開となり、史上最高値を更新する場面もあったことから、底堅い動きとなりました。

一方、インフレ動向や中国経済、米中関係といった外部要因への感応度は高く、短期的な変動を伴いながらも緩やかな上昇トレンドが続いていると総括できます。

【NZX50指数の週チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【NZX50指数の週足チャート】 

↑週間+0.43%。年初来+1.25%。
(緑:10週移動平均線、赤:40週移動平均線)

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