【2026年1月5日週:インド・中国・ドイツ・日本・ユーロ圏の株式市場動向】

注目トピック

   2025年12月29日週分はこちら

インド(BSEセンセックス指数)

総括

一週間を通じてセンセックスは5日連続安となり、地政学リスクと関税不安、外国資金流出が主要な下押し要因でした。特に国関税の先行き不透明感ロシア産原油問題が輸出関連と石油株の重荷。循環株中心に売りが広がり、最高値後の利益確定売りも重なりました。一方、ITの一部・消費関連の防御株は相対的に底堅い動き。市場は今後、米国雇用統計・国内インフレ・主要IT決算に焦点を移しており、短期的にはボラティリティ高止まりと選別色の強い相場が想定されます。

【BSEセンセックスの15分足チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【BSEセンセックスの15分足チャート】 

↑週間で-2.55%を記録。

1/5~1/9の動向

1/5(月) センセックス、年初は反落でスタート
前週の最高値更新後に0.4%下落しました。米国のベネズエラ軍事行動を背景に地政学リスクが高まり、トランプ大統領の追加関税示唆も懸念材料。決算前の警戒でIT株が軟調(Infosys、HCLTechなど)でした。HDFC銀行も貸出超過のデータで下落。一方、BEL、ヒンドゥスタン・ユニリーバー、タタスチールは上昇しました。


1/6(火)センセックス、続落で2日連続の下げ
指数は約0.4%下落し2日続落しました。史上高値後の利益確定売り、外国資金流出、地政学不透明感、決算シーズン入りへの警戒が重荷となりました。トレントは業績期待未達で急落。リライアンスはロシア産原油調達見通しの影響で下落。IT・医薬品・銀行の一部が下支えし、ICICI銀行、サン・ファーマなどは堅調でした。


1/7(水) センセックス、3日連続下落
指数は小幅安で3日続落しました。関税・地政学懸念がセンチメントを悪化させFII流出を助長しました。自動車・金属・インフラなど循環株に売り、銀行株も利益確定で軟調でした。防御的セクターは比較的堅調。タイタンは宝飾事業の強い成長で急伸し、その他主要銘柄は下落しました。


1/8(木) センセックス、4日連続の大幅下落
指数は約0.9%下落し11月以来の安値をつけました。米国がロシア石油輸入国に最大500%関税を認めたことが重しとなり、輸出関連懸念が拡大しました。外国人投資家の売りが継続しセンチメントを圧迫しました。IT・金属・石油ガス株が下げを主導し、TCSやリライアンスなどが大きく下落。上昇は限られ、ICICI銀行やBELなど一部にとどまっています。


1/9(金) センセックス、5日続落で2か月ぶり安値
指数は0.7%下落し11月以来の安値となりました。FII資金流出、関税交渉の不透明感、地政学緊張が継続的な圧力。米最高裁の関税判断や米雇用統計、国内インフレ指標(1.5%予想)に注目が移っています。石油ガス、金融、自動車、金属が下落を主導した一方、ITはTCS・HCLTech決算期待で相対的に堅調でした。週間では2.55%下落し9月以来の最悪な週でした。

【BSEセンセックスの足チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【BSEセンセックスの日足チャート】 

↑年初来で-1.97%を記録。

中国(上海総合指数,深セン総合指数)

総括

週を通じて中国株は、

  • AI・ハイテク主導のテーマ買い
  • 金融緩和・政策支援期待
  • 高水準の売買代金による資金流入
    を背景に、数年来の高値圏での上昇トレンドを維持しました。

途中、利益確定で一服する場面があったものの、インフレ指標や政策期待が再び買いを呼び込み、強い上昇基調は継続。地政学リスクはほぼ無視され、AI・防衛・クリーンエネルギーなど成長分野への選別物色が鮮明となりました。

【上海総合指数の15分足チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【上海総合指数の15分足チャート】 

↑週間で+3.82%を記録。

【深セン総合指数の15分足チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【深セン総合指数の15分足チャート】 

↑週間で+4.40%を記録。

1/5~1/9の動向

1/5(月) 中国株が年初から上昇
長期休暇明けで取引再開。上海総合は1.38%高、深セン総合は2.24%高と数週間ぶりの高値をつけました。AI・ハイテク株が主導し、BlueFocus、GigaDevice、Victory Giantなどが大幅高。クリーンエネルギー、防衛関連も堅調でした。民間調査でサービス・製造ともに拡大が確認され、景気改善期待が支援。地政学リスクは市場にほぼ影響なしでした。


1/6(火)AIテーマで続伸
上海総合1.5%高、深セン総合1.4%高。AI関連需要の強さと政策支援・豊富な流動性が追い風となり、数年来の高値を更新しました。East Money、GigaDevice、Leo Groupなどが上昇しました。防衛関連も堅調でした。


1/7(水) 高値圏でもみ合い
上海総合0.05%高、深セン総合0.06%高と小幅続伸。AI・先端技術への期待がセンチメントを下支え。人民銀行が預金準備率・政策金利の引き下げを示唆し、追加支援期待が強まりました。売買代金は年初以降、過去5年平均を大きく上回り活況。Addsino、Goldwind、BlueFocusなど成長株が高かったです。


1/8(木) 一服感で小反落
上海総合0.07%安、深セン総合0.51%安。急上昇後の利益確定で上昇一服。地政学リスクと世界経済不確実性が重し。ただし年初からの高水準の売買代金は継続し、投資家参加は活発。テクノロジー株が調整し、Zhongji Innolight、立訊精密などが下落。


1/9(金) インフレ指標後に反発
上海総合0.92%高、深セン総合1.15%高で再び高値更新しました。12月CPIは食品価格上昇で加速、PPIは下落幅縮小。人民銀行が流動性確保を約束し、金融環境改善期待が強まりました。AI・防衛関連が上昇し、BlueFocus、China Aerospaceなどが大幅高となりました。週全体で上海3.82%高、深セン4.4%高を記録しました。

【上海総合指数のチャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【上海総合指数の日足チャート】 

↑年初来で+3.35%を記録。

【深セン総合指数のチャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【深セン総合指数の日足チャート】 

↑年初来で+3.57%を記録。

ドイツ(DAX指数)

総括

今週のDAXは

  • 連日の史上最高値更新
  • 防衛関連株主導の大幅上昇
  • 低インフレ確認と金融緩和期待
  • 産業生産・受注の改善による景気回復期待

に支えられ、強い上昇トレンドを形成しました。

地政学リスクは防衛株への物色強化につながり、むしろ株式市場の支援材料として機能しました。自動車や保険など一部セクターは軟調でしたが、テクノロジー・防衛・通信などのテーマ株が市場を牽引しました。幅広い銘柄に買いが波及し、上昇相場の主役は明確にシフトしています。

【DAX指数の15分足チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【DAX指数の15分足チャート】 

↑週間で+2.94%を記録。

1/5~1/9の動向

1/5(月) ダックスが新記録を樹立
DAXは約1.3%高の24,856で終了し史上最高値を更新。防衛株(Rheinmetall、Renk、Hensoldt)が大幅高となり、地政学リスクを背景に資金が集中しました。テクノロジー株も堅調でInfineonとSAPが上昇しました。一方、自動車株は軟調で、VW、BMW、メルセデスなどが下落。市場は今週のインフレ速報値など主要指標に注目し、金融政策の示唆を待つ展開となりました。


1/6(火)ダックスが最高値を連続更新
DAXは24,892で小幅高となり、6日連続の最高値更新。ドイツのインフレ率は12月に1.8%へ低下、ECB目標を下回り利下げ観測を後押ししました。民間部門PMIは勢い鈍化を示しましたが、センチメントは依然良好です。Daimler Truck、Infineon、Merck、Qiagenなどが上昇。対照的にAdidasは格下げを受け大幅安


1/7(水) 記録的な上昇トレンド継続
DAXは0.9%高の25,122と再び最高値を更新しました。政府のインフラ・防衛投資拡大への期待が景気回復シナリオを強化しました。原油安観測によりインフレ緩和と利下げ期待が高まっています。ユーロ圏インフレは2%と目標と一致。防衛株のHensoldt、Rheinmetall、Renkが上位。Zalando、Siemens、SAPなど幅広い銘柄に買いが波及しています。


1/8(木) 高値圏でもみ合い
DAXは25,127.5でほぼ横ばいでした。連続高値更新後の利益確定売りが出る一方、防衛支出拡大観測が下支えしました。11月の新規受注が5.6%増と強く、回復期待を補強しました。Deutsche Telekom、Bayer、Adidas、Commerzbankが上昇。Infineon、Siemens Energy、Zalandoが下落しセクター間で明暗。


1/9(金) ダックスが再び新高値
DAXは0.53%高の25,261で終了し新高値を更新しました。米雇用指標の鈍化でFRB利下げ観測は一部後退するも、全体センチメントは良好です。防衛株(Hensoldt、Rheinmetall、Renk)が引き続き堅調。SAP、Infineonも上昇。保険株は投資判断引き下げで弱いです。週間では+2.9%と強い上昇をみせました。

【DAX指数のチャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【DAX指数の日足チャート】 

↑年初来で+3.11%を記録。

日本(日経平均、TOPIX)

総括

週前半はAI・半導体と政策期待を背景に力強い上昇、その後は中国の輸出規制を巡る地政学リスク利益確定売りで調整、その後は規制懸念の後退と好決算で反発する展開となりました。全体として、

  • テクノロジーが相場の主役
  • 金融・防衛がトレンドを補強
  • 地政学ニュースで振れやすい局面
    が特徴。日本株は強気基調を維持しつつも、イベントドリブンで上下に振れやすい新年相場となりました。

【日経平均の15分足チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【日経平均の15分足チャート】 

↑週間で+3.18%を記録。

【TOPIXの15分足チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【TOPIXの15分足チャート】 

↑週間で+3.08%を記録。

1/5~1/9の動向

1/5(月) 年初の日本株、テック主導で大幅上昇
年初の取引再開で日経平均は+2.97%、TOPIXは史上最高値を更新しました。半導体・AI関連がけん引し、キオクシア、アドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクGが大幅高を記録。銀行株・防衛関連も上昇しました。AI成長期待や政府の財政支出観測が投資家心理を支え、リスク要因として米国のベネズエラ関連情勢が意識されました。


1/6(火)上昇続く、日本株は外部環境も追い風
日経平均は+1.32%、TOPIXは+1.75%。米国株高の流れも追い風となり、テクノロジー・金融・防衛関連が引き続き堅調でした。半導体・AI投資テーマへの資金流入が継続し、キオクシア、ソフトバンクG、ディスコなどが上昇。地政学リスクは意識されながらも、市場は回復力を維持しました。


1/7(水) 利益確定売りで反落、地政学懸念も重し
日経平均は▲1.06%、TOPIXは▲0.77%。主要銘柄で利益確定売りが広がり、2日続いた上昇が一服。中国が日本向け軍事用途製品の輸出規制を発表したことがセンチメントを悪化させ、防衛関連株が下落。ソニー、トヨタ、東京電力など主力株にも売りが波及。久光製薬の非公開化発表が企業ニュースとして注目された。


1/8(木) 下落続く、テック・金融に売り圧力
日経平均は▲1.63%、TOPIXは▲0.77%。利益確定売りが継続し、特に半導体・ハイテク株に売りが集中しました。輸出規制の影響評価が続き、日本の産業・製造業への波及懸念が意識されました。ソフトバンクG、東京エレクトロン、レーザーテックなどが大幅安。銀行株も続落し、投資家心理の調整が進みました。


1/9(金) 日本株反発、規制懸念後退と好業績が支え
日経平均は+1.61%、TOPIXは+0.85%。中国が輸出規制の民生影響を否定したことで緊張が和らぎ、センチメントが改善しました。家計支出の増加も追い風となりました。企業決算ではファーストリテイリングが通期見通しを上方修正し急騰、相場を押し上げました。主力テックや銀行、トヨタ、防衛関連の一角も上昇に転じました。

【日経平均のチャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【日経平均の日足チャート】 

↑年初来で+1.82%を記録。

【TOPIXのチャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【TOPIXの日足チャート】 

↑年初来で+1.89%を記録。

ユーロ圏(STOXX 50,STOXX 600)

総括

週を通じて欧州株は最高値圏で推移しながらも、途中で利益確定の調整を挟みつつ最終的には反発して強い展開となりました。
主役は

  • 半導体・AI関連中心のテクノロジー株
  • 地政学リスクを背景にした防衛株
  • 堅調な製薬・ラグジュアリー株
    でした。

また、ユーロ圏インフレ鈍化 → ECB利下げ期待が市場心理を支えました。一方で、銀行株は金利低下観測から弱含みました。総じて、欧州株式市場は緩和期待・テクノロジー需要・企業材料の三つの支柱で強気基調を維持した週でした。

【STOXX 50の15分足チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【STOXX 50の15分足チャート】 

↑週間で+2.51%を記録。

【STOXX 600の15分足チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【STOXX 600の15分足チャート】 

↑週間で+2.27%を記録。

1/5~1/9の動向

1/5(月) ヨーロッパ株、最高値更新で大幅高
テクノロジー株・製造業が上昇を牽引し、STOXX50・STOXX600ともに過去最高値を更新しました。防衛関連(Rheinmetall、Leonardo、Thales)が5〜10%高を記録しました。ASMLやInfineonが大幅高でテック主導。金高騰を背景に鉱業株も堅調でした。地政学的不確実性(ベネズエラ情勢)は市場に限定的影響となっています。


1/6(火)半導体・製薬が牽引し新記録更新
指数は小幅続伸し、最高値を再び更新しました。半導体株(Infineon、ASM、STMicro)が5〜8%上昇。製薬(Novo Nordisk、AstraZeneca、Novartis、Roche)も堅調。独仏インフレの下振れによりECB利下げ観測が強まり、株式に追い風となりました。


1/7(水)  記録圏から一服、小反落
最高値圏から0.1%の小幅下落。12月ユーロ圏インフレ率は2%に低下し、利下げ期待は維持されています。金融株が下落し、ING・BBVAが2%超安、Deutsche Boerseも下落しました。一方、防衛関連は地政学リスク上昇を背景に続伸し、Rheinmetall・Leonardo・Thalesが大幅高を記録しました。


1/8(木) 2日続落、ハイテク調整
STOXX50は0.3%安、STOXX600は0.2%安。ハイテク株が反落し、ASML・Infineon・Prosusが下落しました。銀行株はBNPパリバの上昇が牽引しました。防衛関連は引き続き堅調でLeonardo、BAE Systems、SAABが上昇。


1/9(金) 反発上昇で週後半を回復
週初の下落を取り戻す形で急騰しました。テック株が強く、ASMLが7%高、SAP・Infineonも上昇しました。高級ブランドも堅調で、Hermes・LVMH・L’Orealが3〜6%高となりました。Glencoreは大型合併協議報道で急騰。マクロ環境改善期待と企業ニュースが追い風となりました。

【STOXX 50のチャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【STOXX 50の日足チャート】 

↑年初来で+3.66%を記録。

【STOXX 600の日足チャート】 
 ※TradingView提供のチャート

【STOXX 600の日足チャート】 

↑年初来で+2.93%を記録。

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